【SEKAI NO OWARI/Error】歌詞解釈！愛とは…強さとは？！永遠の命題を問う内容が深い

そうして自覚します。

恋をして、愛を知って弱くなってしまったと。

このロボットは軍事用ロボットなのです。

本来平和で幸せな日々など送るものではないのです。

勝つために、強くあらなくてはいけないロボットなのです。

そして君はこの様に言います。

とても深いですね。

この楽曲の一番伝えたいことがこの台詞の中に詰まっています。

守るべきものがいると自分の身を守るだけではなくなります。

戦闘能力が落ちてしまい、勝つための足枷になってしまいます。

守るべきものを失ってしまう、恐れという感情もあるかもしれません。

確かにそれは「弱さ」です。

でもそれを知る事が「強さ」だと言うのです。

「弱さ」を知る事を肯定してくれているのです。

そうして軍事用ロボットとして「弱く」なったロボット。

腕の中に君を抱いて今まで当たることなんてなかった銃弾を浴びます。

でも恋を知って、愛することを知ってその愛する人を守る「強さ」を手に入れました。

最後は一番最初のフレーズの繰り返しです。

まるでプロローグとエピローグの様ですね。

こうしてある軍事用ロボットの物語が完結します。

「愛」とはまるでエラーが起きたかのようで、その想いにあらがうことができないということ。

そして「強さ」とは「弱さ」を知るということ。

つまりは、

本当の「強さ」とは自分の「弱さ」を認めた上で、立ち向かって行くということ。

そんなメッセージが込められた楽曲なのではないでしょうか。

他にも色々な捉え方をした人もいるかも知れません。

とても深く、考えさせられる楽曲ですね。

一番初めにSEKAI NO OWARIは世界観が魅力だとお伝えしました。

その上でその世界観を楽しめる「Error」の歌詞の解釈をして参りました。

そうするとSEKAI NO OWARIの魅力はそれだけじゃないことに気づきます。

世界観だけではなくそのメッセージ性の強さも魅力だということに。

そうなんです。

実はこうした楽曲制作だけでなく、社会的な活動もしているのがSEKAI NO OWARIなのです。

少しだけ最後にご紹介しましょう。

2016年からスタートした動物殺処分ゼロ活動支援プロジェクト「ブレーメン」。

毎日たくさんの犬や猫といった弱き動物が殺処分されています。

その現状を変えられる「きっかけ」づくりになればと思い始められたそうです。

SCHOOL OF LOCK!と協力して活動している「STAY STRONG」。

東日本大震災の被災地支援のためのチャリティーリストバンドを2018年現在も販売しています。

「STAY STRONG」＝「まだまだ強く」。

あついメッセージを発信し続けています。