パンク フォーク ラップ えっと なんだっけ
なんでもいっか
あっとおどろく 音楽を
はためいて きりひらいてゆけ
ぼくのフューチャー
シャララララ シャララララ
いつものうそと これとはちがうから

出典: ピーター・アイヴァース/作詞:志磨遼平 作曲:志磨遼平

音楽にはたくさんのジャンルがあります。

けれど、本当に音楽が好きで音楽に夢中な人は、ジャンルになんて囚われません

先述したようにそれによって優劣はありませんし、正解も間違いもないのですから。

自分が好きになれるなら、どんな音楽だって関係ないのです。

とある有名なアーティストはこう語りました。

自分の音楽のジャンルなんかに興味はない、それは人が勝手に決めることだ、と。

音楽との運命的な出会いを果たした「ぼく」。

それによって、「ぼく」の未来は大きく変わり始めたのです。

これまでにも、新しいことに挑戦する度胸の高鳴りを感じていた彼。

ですがその度に彼は挫折し、今度こそ新しい自分になるという当初の決意は嘘になっていました。

けれど、この音楽との出会いはこれまでとのどの出会いとも違う

そう自信を持っていえるほどの大きな衝撃と期待を、彼は音楽に与えられたのでしょう。

音楽は、私たちに夢を与えてくれる

いつもの世界が少し変わる

ああ こんなぼくが
また 盛り上がってる
ああ なにもかもが
ちがって見える

出典: ピーター・アイヴァース/作詞:志磨遼平 作曲:志磨遼平

音楽を始めてからというもの、彼はそのことで頭がいっぱいです。

いつもの学校に通う道。

大好きな音楽を聴きながら歩けば、普段と少しだけ見える景色が変わります

放課後にぼんやりと眺める、いつもと変わらない校舎の風景。

ヘッドホンから流れる音楽はその景色すらも、少し鮮やかな色彩にしてくれるのです。

音楽の好きな皆さんにとっては、非常に身に覚えのある経験なのではないでしょうか。

毎日の満員電車や人混み、帰り道の夕焼けの風景。

それらがいつもより少しだけ鮮やかに、特別なもののように思える。

大好きな音楽を聴きながら、ふとそう思った経験は誰しもあることでしょう。

ああ 今度こそは
うまくゆく気がする
そのとき きみはぼくと
恋をする

出典: ピーター・アイヴァース/作詞:志磨遼平 作曲:志磨遼平

今度こそ、今度こそ自分にしかないものを手に入れられたような気がする。

音楽は彼に、いつもより少しだけ勇気を与えてくれました。

人間というものは単純で、いいことがあるとまたさらにいいことが続いていく。

自分がなんだか無敵になれたような、そんな気がするものなのです。

いつも遠くから眺めている、少し気になっている女の子。

音楽をしている僕なら彼女との恋も、もしかしたら上手くいく気がする。

「ぼく」はお気に入りの曲を聴きながら、そんなことを考えているのではないでしょうか。

「ぼく」と音楽が紡ぐたった1つの物語

シャンランララララ これは
シャンランララララ これは
映画に ありそうな

出典: ピーター・アイヴァース/作詞:志磨遼平 作曲:志磨遼平

音楽を始めたことで、「ぼく」の生活は少しずつ変わり始めます。

新しい出会いや挑戦、初めて見る非日常の景色、2度と訪れないかけがえのない時間…。

それはまるで、どこかの映画で見たような物語のよう。

彼の音楽との物語は、どこにでもあるありふれた、けれど同じものは2つとしてない

まさに彼だけのオリジナルな物語として紡がれてゆくのです。

音楽とは、つまり皆の青春である

オートバイク 反抗の なんだっけ
なんでもいっか
つまり偉大な 青春を
飾ってほほえんでね 好きよベイビー
シャララララン シャララララン
いつものうそと これとはちがうから

出典: ピーター・アイヴァース/作詞:志磨遼平 作曲:志磨遼平

音楽は様々なジャンルのサウンドの中で、様々なメッセージを私たちに届けてくれます。

愛や恋のメッセージ、友情の大切さ、勇気づけてくれるような応援、悲しみを忘れさせてくれる癒し。

時には大人や社会への反抗心や、誰にも理解されない悲痛な孤独や叫びを内包していることもあるでしょう。

ですが音楽が私たちに届けてくれるメッセージにも、優劣や正解はありません。

音楽に触れている間は、私たちは様々な嫌なことを忘れ、熱中することができるのです。

人によっては、それを青春と呼ぶのでしょう。

音楽の前では、必ずしも10代の若さのことだけをそう呼ぶのではありません。

そうやって音楽に没頭しのめり込み、心から音楽を楽しんだ時間。

いつかその時間が過去のものになってしまっても、それはいつまでも私たちの心の支えになるのです。

音楽が与えてくれたたくさんのもの

ああ これで死んだっていいような
まだなような
なんてバカだねえ 泣けてくる
神様 次の夢だけは叶えて きっと
シャララララン シャララララン
いつものうそと これとはちがうから

出典: ピーター・アイヴァース/作詞:志磨遼平 作曲:志磨遼平