世界的に記録的なメガヒット
ピコ太郎が踊って歌う「PPAP」、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
2016年8月にYouTube上に『ペンパイナッポーアッポーペン』(PPAP) を投稿しました。
すると、動画再生回数が1億回を超えるほどの世界的な大ヒットとなったのです。
まず海外から人気に火がついたよう。
シンガポールのユーチューバー、Chee Yee Teoh氏が絶賛したことがきっかけだったようです。
日本より早く、一番最初に「PPAP」に食いついたのは台湾でした。
さらに、ジャスティンビーバーが「お気に入りの動画」として「PPAP」を紹介。
そのことをメディアが取り上げるやいなや、瞬く間に日本でも大ブレイクとなりました。
やはり、世界的なカリスマミュージシャンであるジャスティンビーバーの影響は偉大ですね。
ピコ太郎って何者?
ピコ太郎は、千葉県出身のシンガーソングライターです。
プロデュースしたのは、古坂大魔王ということになっています。
2016年には歌手「ピコ太郎」に扮して『ペンパイナッポーアッポーペン』(PPAP)を歌う動画が動画再生回数が1億回を超えるなど話題になり、PPAPなどの楽曲は世界134か国で配信されている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/古坂大魔王
古坂大魔王は「底ぬけAIR-LINE」というお笑いコンビを結成していました。
そのとき、『テクノ体操』というリズムネタを披露したことがあるようです。
その後お笑い活動を休止し『NO BOTTOM!』という音楽グループに所属していました。
PPAPを生んだルーツは、この知られざる音楽経験にあったのではないかと考えられます。
PPAPという楽曲は単純かもしれません。
けれども、音楽に精通していないと耳馴染みのよい奏では生まれないでしょう。
10年以上もあたためてきた熱情。
「日本発の音楽で世界をアッと言わせたい!」という想いがありました。
だからこそ曲の完成度が高く、衣装もキャラ設定もバッチリなのでしょう。
動画撮影のカメラアングルも複数をこなし、かなり本格的な仕上がりです。
古坂大魔王、いや、ピコ太郎が作詞作曲したという「PPAP」という迷曲。
お笑いの要素も心地よく交えながら、体を動かしたくなるリズム感との融合が見事です。
こだわりのリズム
PPAP
出典: PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)/ 作詞:ピコ太郎 作曲:ピコ太郎
早速YouTubeを見てみましょう。
可愛らしい軽快な音楽が流れ始めます。
そんなどこか間の抜けたメロディーが流れるなか、ピコ太郎がメンチきった怖い顔で登場します。
しかし、この曲のタイトルであるアルファベット4つをひとこと口ずさむと、表情は一変。
満面の笑みを浮かべて、このうえないご機嫌なようすで軽やかなステップを踏みはじめます。
プロデューサーの古坂大魔王は、「まぬけなテンポ」になるようこだわりをみせたとのこと。
古坂大魔王は某番組でこんな風に語りました。
「カウベルのボリューム、その裏にローランド・TR-909のスネアを重ねている。ピンだけでなく、タン!が入っていて、凄く頑張って作った。」
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ペンパイナッポーアッポーペン
お笑い芸人として知られている古坂大魔王ですが、ミュージシャンに負けず劣らない意気込みです。
音源にこれほどのこだわりを持っていたという事実に、気づいていた人は少ないでしょう。
となると歌詞やYouTubeの仕上がりの見映えに至るまで、相当熱が入っていたのではないでしょうか。
基本中の基本
使わない英会話の典型
I have a pen
(和訳)
私はペンを持っています
出典: PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)/ 作詞:ピコ太郎 作曲:ピコ太郎
英語が話せなくてもこれだけはみんな分かる「I have a pen」。
知っているけれど、一体どこで使うのかと誰しもが突っ込みたくなる言葉です。
この初期で習うような簡単な英語から、歌詞はスタートします。
動画では実際に、ペンを持っているかのように見せています。
まるで、ピコ太郎の英会話講座のようですね。
子どもでもこの英語の意味知ってるよと、歌い出しから嬉しくなるでしょう。