Base Ball Bear【Cross Words】の概要
今みなさんには愛する人がいるでしょうか?
その中でも社会人恋愛をしている方に、ぴったりの恋愛ソングがあります。
2019年12月にBase Ball Bearがリード曲として発表した「Cross Words」。
本曲は彼らのアルバム「C3」に収録されています。
曲で歌われているのは、クロスワードに例えられた大人の恋愛。
心落ち着くメロディーと淡い歌詞は多くの人から人気を集めています。
私たちは言葉を使って、相手と会話をします。
しかし見方によっては、言葉があるから誤解を与えるともいえるでしょう。
特に恋愛では些細な食い違いが、大問題に発展することも多々あります。
ただ言葉にすることを恐れていたら、相手に感謝の気持ちを伝えることだって出来ません。
言葉にすることの大切さとその難しさをこの歌は教えてくれます。
歌詞解説スタート
言葉では伝えきれない想い
やっと会えた週末 近況の報告
それだけで過ぎてゆく午後
そばで見たかったエピソードばっかだ
楽しいから 淋しくて
出典: Cross Words/作詞:小出祐介 作曲:小出祐介
恋人同士の2人は、週末にしか会えません。
主人公の彼は、それをとても楽しみにしています。
今週の出来事を2人でおもしろおかしく喋っているのでしょう。
おしゃべりを楽しんでいる反面、彼の心の中には淋しさも芽生えているようです。
自分もその場に一緒にいられたらどれだけ楽しかったのだろうか、と想像しています。
ここで歌われているのは、言葉には限界があるということです。
どんな詳細を語っても、その場の雰囲気や会話、光景を全ては伝えられません。
すべてが分からないからこそ、そこに距離を感じて彼は淋しさを感じているのです。
言葉で伝える大切さ
我慢して 無理して
恋してる日々の中で
聞きたい言葉がひとつあるよ
MY Darling
出典: Cross Words/作詞:小出祐介 作曲:小出祐介
毎日会いたいのを我慢して、彼は仕事を一所懸命に頑張っています。
そんな彼が頑張れるのは、週末に君が「Darling」と言ってくれるからです。
今までの疲れや嫌なことを全て吹き飛ばしてくれる魔法のような言葉。
その一言のために頑張っているといっても、過言ではないでしょう。
先ほどとは反対に、言葉が伝える想いの大切さがここでは歌われています。
すれ違い
言葉は同じじゃない
水をつぐように僕の名前を呼んでほしい
感じたいんだ ふたりを
同じじゃないから不安になるけど
いいんだよ 少しずつ教えて?
出典: Cross Words/作詞:小出祐介 作曲:小出祐介
歌詞には「水をつぐように」とあります。
この動作について考えてみましょう。
誰かをもてなすときや、ねぎらうときに飲み物を注ぐことですね。
僕は君から愛情を感じていたいのでしょう。
コップのように心に愛情を注いでほしいのです。
またどんなに愛しあっていても、2人は別々の人間です。
お互いを理解し合うためには言葉が必要になります。
しかし言葉は曖昧です。
同じ言葉でも捉え方が人によって、少しずつ異なります。
そこから言い争いになることもあるでしょう。
でも彼はそれを恐れないでと歌います。
なぜなら何も喋らなければ、理解することだって想いを伝えることだって出来ません。
すれ違いが起きてもいいから、彼は歩み寄りたいのです。
2人は焦げた目玉焼き
おはようのついでに 夢夢の話
光のパネルが射す朝
目標の通りにいかない苛立ち
焦げきってしまう目玉焼き
出典: Cross Words/作詞:小出祐介 作曲:小出祐介