「答え」や「方程式」といった数学的な言葉が所々に散りばめられていますね。
心のどこかで湯川学に惹かれている内海薫。
どうやったら湯川学にもっと近づけるのかについて、一生懸命考えているのでしょう。
湯川学が使いそうな言葉で、自分の気持ちを整理している様子が垣間見れます。
いつの間にか好きな人の口癖がうつっている。
そんな「恋愛あるある」な様子を描いているようにも感じられますね。
湯川学を支えてあげたいと思っている
(※)恋のチカラここにある
笑えない 泣けない夜も味方でいるから
ねぇ もう ぜんぶぜんぶ あげるから
誰にも見せなかった「とっておきのボク」を(※)
はだかの くちびる KISSして
出典: KISSして/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
湯川学とたくさんの時間を過ごすうちに、徐々に心を持っていかれた内海薫。
湯川学の考えや人間性に触れる中で支えてあげたいという気持ちがどんどん強まったのでしょう。
仕事のパートナーとして支えるだけではなく、異性としても支えてあげたい。
そんな気持ちが含まれているように感じられます。
「とっておきのボク」というのは、一体何を示しているのでしょうか。
これは筆者の想像ですが、湯川学への想いを指しているのではないかと思います。
大好きな気持ちをありのまま見せるから、どうか受け止めて…!
といったようなニュアンスではないかと推測しています。
熱血な人物らしい、熱くてストレートな気持ちが綴られていますね。
2番~ラストの歌詞
恋愛のことで頭を悩ませるのはなぜ
全人類の疑問符
苦しくって気持ちいい
出典: KISSして/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
恋に落ちると、苦しいのに気持ちいいと感じてしまう複雑な気持ちを抱えることもあるのです。
そのような気持ちになった時は、誰だって頭を悩ませるもの。
湯川学に好意を抱いている内海薫も、頭を悩ませている一人なのでしょう。
数学や物理学のように理屈では上手く割り切れないのが恋愛。
だから、多くの人が頭を悩ませてしまうのでしょうね。
「恋愛力学」ってっどういう意味?
出逢えたその理由は?
恋愛力学 今日も格闘中
出典: KISSして/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
内海薫は、湯川学との出逢いには何か特別な意味があるのか考え始めます。
ちなみに2人が出逢ったきっかけは以下の通りです。
草薙刑事は湯川と組んで活躍したこれまでの功績によって本庁に栄転し、内海に湯川を紹介するところから始まる。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ガリレオ_(テレビドラマ)
もともと、湯川学の相棒だった草薙刑事という男。
この男が湯川学に内海薫を紹介したため、2人は出逢うことになったのです。
出逢いはロマンチックなものではなくて、仕事のパートナーとして紹介されたみたいですね。
しかし、直感を信じるタイプの内海薫は、この出逢いは運命だと思っているのでしょう。
ちなみに「恋愛力学」という学問は存在しません。
でも「力学」(古典力学)については、実際にガリレオ ガリレイの研究が深く関わっています。
このことを考慮した上で「恋愛力学」の意味を考えてみましょう。
ガリレオ先生とよばれている湯川学に関するお勉強。
「恋愛力学」という言葉には恐らくそんなニュアンスが込められているのではないかと思います。
恋愛についても答えを出したい内海薫
こんなボクを笑うかな
でも この人生の難問 解いてみせるよ
出典: KISSして/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
恋愛について一生懸命考える内海薫。
そして、そんな姿を見てクールに笑う湯川学の姿が思い浮かぶ歌詞ですね。
ドラマに登場する事件はきれいさっぱり解決することができても、恋愛はそうはいきません。
恋愛に正解はありませんからね。
でも、内海薫は自分が抱えている恋愛でさえも、きれいに解決したいと思っています。
何でもきっちり答えを出そうとする癖も、湯川学の影響を受けているからなのでしょうね。