back number「ARTIST」とは?

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「ARTIST」は、back numberが12月20日にリリースする17枚目のシングル「瞬き」のカップリング曲です。

この曲に関しては、映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の主題歌となっている「瞬き」が最近のback numberのイメージだとしたら、対照的と言ってもいいでしょう。

歌詞を書いたボーカル兼ギターの清水依与吏さんも「愚痴のような、皮肉のような」と語るように、

鋭い切れ味のロックチューンに今の芸能界を皮肉っているような攻撃的な歌詞が乗った「ARTIST」。

今回はこの曲を紹介します。

「ARTIST」の最新MVを公開!!

MVの監督を務めたのは番場秀一さんで、テーマは「ショウビズ界とフェイクスター」だそうです。

いびつな形で様々な光を反射して光り輝いているのは、ショウビズ界作り出す、フェイクスター、ミラーボールマン。

それは、歌手の成れの果ての姿でもあるのでしょう。

ミラーボールマンは光は自分から放たれたものか、誰かの光を反射しているだけなのか苦悩しながらステージに立ち、

最終的には1人逃げ出してトンネルの中、倒れてしまうのでした。

しかし、そんな姿を冷めた目で見つめ立ち去った清水依与吏さんも、ミラーボールになりかけていたものの、

最後のシーンで、倒れているミラーボールマンの足と銀のインクみたいなものが映っていることから、

清水さんは銀メッキを剥がしてその場を離れたのでしょう。

つまり、ありのままの自分も見せることによって、飾られたイメージだけのフェイクスターにはならないという意味が込められているのでしょう。

そして、ありのままの自分も一面を見せた曲こそ、この「ARTIST」だと言えるのかもしれません。

では、次はそんな「ARTIST」の歌詞を詳しく見ていきましょう。

back number「ARTIST」の歌詞を解釈!

上を見ながら全力疾走、でも蟻も踏んじゃいけないのが今の芸能界!?

上 見ながらトップギアで
走りながら蟻も踏まず進め
目立つ程度ならキスの雨あられ
目に余るようなら槍が降ります

時間と自分を担保にして
命からがら辿り着いた未来
ご褒美が並んだショーケース憐れ
猛毒のガスが充満しています

出典: https://www.youtube.com/watch?v=BPqXF0MaODs

今の芸能界とは、「上 見ながらトップギアで 走りながら蟻も踏まず進め」と言われているようなものなのかもしれませんね。

この冒頭の衝撃的な歌詞は、みんなができないようなことを常に次々としながら、

同時に足元も見て、ほんの少しの過ちもないように常に気を張っておかなければならないということ。

確かに、上と下を同時に見て全力で走れという無茶を言われているようなものなのかもしれませんね。

ただ少しの対応の間違いで大炎上の芸能界の厳しい現実がこの歌詞だけでもわかります。

そして、同じ目にとまる行動でも、「目立つ程度なら」神対応だなんだと世間から「キスの雨あられ」、

「目に余るようなら」信じられない、ありえないと「槍が降ります」と言っているのですね。

しかし、そうやって細心の注意のもと「時間と自分を担保にして」「命からがら辿り着いた未来」には「ご褒美」ではなく、

「猛毒のガスが充満」。

今の人気まで上り詰めたback numberだからこそ見えた、想像とは違う芸能界の裏、黒い現実があったのかもしれませんね。

何に怯え何に魅せられて頑張っているのかももうわからない...!?

YUKE! 心もカラダもいっそ魂も
URE! 撒き散らして磨り減った感情に
綿を詰めて

何に怯え何に魅せられ
僕らはまた旅をするのか

出典: https://www.youtube.com/watch?v=BPqXF0MaODs

いっそ開き直って「心」も「カラダ」も「魂」も売って生きていこうという歌詞。

そして、様々なところで「撒き散らして」、気を配り続けて人には見せられないくらい「磨り減った感情」に

「綿」を詰めて見せていけばいいと言っているのです。

しかし、そこまで開き直ってしまうと今度は「何に怯え何に魅せられ」て生きているのかさえわからなくなってしまう。

そんな生き方を強要されているの!?と一般人からは信じられないような感覚ですね。

どこまでが現実なのか...と訊きたくなるような歌詞ですが、そんな歌詞がさらに続いていきます。

続きも見ていきましょう。

見せつけるつもりが見世物...どうしたら自分を見てもらえる?

ストップ 胸が高鳴るよう
お金出して褒めて頂く批評
見せつけるつもりが見世物
それも才能 NO 能書きが過ぎます

出典: https://www.youtube.com/watch?v=BPqXF0MaODs

本当なのかと耳を疑いたくなるような「お金を出して褒めて頂く批評」をもらっている人もいるという歌詞。

「ストップ」と言っていることから、良くないと思っていることがわかりますね。

しかし、そんなことはしていなくても、芸能界にいるだけで気づけば「見せつけるつもりが見世物」 になってしまっていて、

祭り上げられて「見世物」になるのも「才能」と言われても

優れた点ばかりを並べ立てられて発信されているだけで、実態ではないため嬉しくないということですね。

満たされる日が来るのか...心の中の葛藤