【ヘミソフィア/坂本真綾】歌詞を解説！自分探しの旅の果てに…目覚めよう！アニメ「ラーゼフォン」OP曲

人生は生まれた瞬間から始まります。

しかし一体自分はどこでどうやって生まれたのか、記憶にない人もいるでしょう。

そしてどんな人生を歩んでいくのか、それは未来にならないと誰にも分かり得ません。

気が付いたら生きていて、まったく見当もつかない未来に向かっている。

つまり、「今」を生きています。

3行目のようにいつの間にやら始まっていた人生の意味も分からないまま、人生を終える可能性もあるでしょう。

それでもこの旅の果てに分かり、願ったものはただ一つ。

「自分のままでいること」なのです。

最後に呟かれるような言葉と共に、「ヘミソフィア」は終わります。

この言葉が何よりも、歌詞を通して言いたかったことなのではないでしょうか。

始まりの頃の記憶は既になく、気が付いたら始まっている人生。

なんとなく生きている中、はたと「自分って何だ？」と気が付くのです。

これから誰も知らない未来が待っているわけですが、この先に答えはあるのでしょうか。

生きている限り、人生は続くでしょう。

そして自分探しの旅だって、これからも続いていきます。

「ヘミソフィア」とは「半球」のことだと最初にお伝えしました。

半球は球体の半分しかない状態ですが、なんだか中途半端で不完全な感じがしますね。

片方が欠けている、それが歌詞の「僕」の今の状態なのでしょうか。

つまり、「自分探しの旅」とは片割れを探す旅なのかもしれません。

自分のことを知った時、球体になる。

無論、完全な球体ではない可能性もあるでしょう。

自分を知る旅なんて、一生かかるものです。

それでいて、本当に自分を知る時が死ぬまでに来る保証はありません。

だとしても、人は自分探しの旅をせずにはいられない生き物です。

なぜなら、ヒトは片割れがないヘミソフィアだから。

坂本真綾さんの「ヘミソフィア」の歌詞について解説しました。

タイトルやメロディはファンタジーな感じがしますが、歌詞は等身大で誰もが感じるものがあります。

現在自分が分からなくなっている人、分からなくなっていた人には思い当たる節があったでしょうか。

いつ聞いても古さを感じさせず、心に染みる楽曲です。

最後に、坂本真綾さんの他の曲をご紹介します。

「プラチナ」は「ヘミソフィア」の3年前にリリースされた曲です。

アニメ「カードキャプターさくら」のOPとして、現在でも超有名！

こんな前から歌手に声優にと活動を続けている坂本さん…すごいの一言です。

未知なる世界を、小学生の主人公であるさくら目線で歌い上げています。

一度聴いたら忘れられないサビも魅力的。

何とも嬉しいことに、こちらの記事では「ヘミソフィア」も軽く取り上げられていますよ！

筆者が喜んでどうするんだって話ですが、是非合わせて聴いてみて下さい。

一方こちらの「逆光」は2018年にリリースされました。

スマートフォンアプリ「Fate/Grand Order」の主題歌です。

CMでも流れているので、サビを聞いたことがある人も多いでしょう。

Twitterでも大変な話題を集めたとか！

今日におけるまで美しい歌声で神曲を歌い続ける坂本さん…本当に脱帽です。

ちなみに坂本さんは「Fate」ではジャンヌ・ダルクの声優も務めています。

Fateの世界を彩るこの曲もオススメです！

記事のメインはCDのジャケットデザインですが、「逆光」のMVや歌詞も紹介されています。