PVではGRANRODEOの後ろに塔のようなものが置かれています。

腕時計などが組み込まれた、ウエディングケーキのようなオブジェ。

これは撮影スタッフ内で「俗物タワー」と呼ばれていたそうです。

ガラクタの集まりにも見えるけど、集まればこんなに楽しいものになる。

「Punky Funky Love」の持つそんな世界観を象徴するようなアイテムですね。

「Punky Funky Love」の歌詞をチェック!

「Punky Funky Love」の歌詞は、作詞担当のKISHOWさんも「遊んだ」と公言しているほど。

いったいどんな遊び心が詰まった歌詞なのでしょうか。

韻を踏んだ歌詞が楽しい!

What time is it? 脱走
まったりし過ぎてんだ
喝采のみ喰らおう
somebody Punky Funky Love, hoo!

I can makin’ money love sensation
不完全なバイブレーション
お手軽な恋愛に感謝 虫唾が全力疾走

出典: Punky Funky Love/作詞:谷山紀章 作曲:飯塚昌明

「Punky Funky Love」は冒頭から全力疾走!

テンションのアガる言葉がたくさん使われています。

「sensation」と「バイブレーション」など、韻を踏んだリズムが楽しいですよね。

我慢することなく外に飛び出していくような歌詞

「黒子のバスケ」の曲を何度も手掛けているGRANRODEOの嬉しさを表しているようにも見えます。

「ワチャゴナドゥ」って?

(Let’s go!) 真っ赤なウソも真っ青
ワチャゴナドゥな日々を tell me why?
(Let’s go!) 真っ青な空は真っ当
失敗繰り返したいね

ピンキリの人生 my life 遠慮がち
推して知るべしピンの快感 純粋なスタイル

出典: Punky Funky Love/作詞:谷山紀章 作曲:飯塚昌明

コールアンドレスポンスのような掛け声が楽しいパート。

ここに気になるワードが入っています。

それは「ワチャゴナドゥ」

おそらく英語にすると「What cha' gonna do?」

正式には「What are you going to do?」となり、「これからなにするの?」という意味になります。

とても語呂が良く、何度もくり返したくなる言葉ですね。

この歌詞の中では、「予定も決まってないような日々だけどまあいいか」といった雰囲気を感じます。

失敗してもいいから遠慮せずに進んでいけばいい、という前向きな気持ちにもなれる歌詞です。

「黒子のバスケ」の世界観が表れたサビ

てっぺん取らじ 世は常に無常
未来の良し悪しは己で決めろ
しょっぱいエクスタシー 脇目も振らん
ここらで一回傷付けて愛して自分を

出典: Punky Funky Love/作詞:谷山紀章 作曲:飯塚昌明

「てっぺん」という言葉に、「黒子のバスケ」らしさを感じます。

「取らじ」には学校の古文の授業でも見たことのある、打ち消しの形が使われています。

「取らないだろう」、「取るまい」という意味になります。

「高みを目指していく作品なのにてっぺん取らなくていいの?」と思うかもしれません。

しかし続きの歌詞を見てください。

世の中は「常に無常」という言葉があります。

世界はいつも同じではない。つまり、優勝するチームも常に同じではないのです。

挫折を味わいながらも「てっぺん」に向かっていく自分への愛や、チームやライバルへの愛も感じる歌詞です。

ファンなら笑ってしまう歌詞

だけど Can Do ばっか聴いてんだ
だってスカしてんぜ RIMFIRE
1期2期 前期後期 Punky Funky Love 3期

出典: Punky Funky Love/作詞:谷山紀章 作曲:飯塚昌明

2番のラップ部分の歌詞に思わず笑ってしまった人もいるでしょう。

それもそのはず。このパートにはGRANRODEOの遊び心が詰まっているからです。

この歌詞に込められた遊び心については、この後詳しく解説します。