ここでの主人公は少しぶっきらぼうで友達の君には今まであまり優しく接することができていなかったように思えます。

でも友達以上の感情を持ってしまった後の接し方の違いには自分が1番びっくりしていることでしょう。

こんなこと誰にもしたことないのに…。

寒さから守ったり、さりげなく車道側を歩くなどまるで恋人のように君を扱っている自分に気づきます。

急速な感情の変化にまだ対応しきれていないピュアな主人公の姿が愛らしく感じますね。

友達だったのに…

こんな気持ちになっちゃってごめん
正直に言えるわけがないよ
だけど君にはバレバレだ
いっそのこと好きだと白状しよう

出典: 恋落ちフラグ/作詞:秋元康 作曲:Nobuaki Tanaka

僕は素直に気持ちを伝えたいのですが、長い間友達関係だった相手の前では恥ずかしくて本当の気持ちを言えません。

しかし君は僕の気持ちの変化に敏感に気づいています。

毎日会っていた友達のいつもと違う優しさ触れていたからでしょう。

主人公の気持ちを知っていても何も聞かずに一緒にいてくれた君。

僕は迷いが薄れて素直になることを決めます。

ここから前向きな気持ちでサビのパートへと向かっていきます。

ここでは、フラグ=2人の関係を進展させるためのチャンスや合図のようなニュアンスが感じられました。

またSKE48メンバーからファンに向けた応援メッセージとも捉えられます。

何か悩みがあって背中を押してほしい時にこの曲を聞くと元気が出るのではないでしょうか。

大切だからこそ、明かせない想い

どうせだったら一心不乱
周りが見えなくなればいいのに
冷静な自分がどこかにいて
中途半端に遠慮しちゃう

出典: 恋落ちフラグ/作詞:秋元康 作曲:Nobuaki Tanaka

ここでは再び迷いのある主人公の姿がうかがえます。

もう一度迷いを描くことで、僕にとって2人の関係がとても大切なものであることが想像できますね。

本当は燃え上がるような情熱的な恋をしたいけれど、僕はそういうタイプではないようです。

気持ちを伝えた後の相手の反応や今後の関係性までを冷静に考えています。

何通りもの答えを想像してしまうからこそ慎重になり、二の足を踏んでしまうのでしょう。

恋はするものではなく落ちるもの

今君を好きなんだ
なんて
迷惑を掛けるとか
なんて
ちょっとネガティブに考えたって
空気なんか読むだけ無駄だ
愛は身勝手なもの

出典: 恋落ちフラグ/作詞:秋元康 作曲:Nobuaki Tanaka

考えれば考えるほど自信がなくなっていきます。

僕が気持ちを伝えたらきっと相手は困惑してしまうかもしれない…。

困らせたいわけじゃないからやっぱり伝えるのはやめようか…と負のループに陥っています。

恋心を自分でコントロールできるようなら、こんな気持ちにはなっていません。

自分にも誰にも止めることができない気持ちが恋なのです。

いくら考えても答えはでません。

そう気づいた僕はいよいよ行動に移していきます。

大事なのは自分の気持ちを認めること

僕がとぼけたってわざとらしい
隠してもいつかはバレるだろう
なるようにしかならないんだ
誰かにそう噂されたところで

出典: 恋落ちフラグ/作詞:秋元康 作曲:Nobuaki Tanaka

自分の気持ちに嘘をついてはぐらかしても何の解決にもなりません。

むしろ友達である君に対しても失礼な態度をとってしまうことになります。

だったら素直に伝えた方が100倍も1000倍もマシでしょう。

周りがとやかく言っても本心は変わりません。

結果はどうあれ、自分に正直になることが大切だということがこの部分の歌詞から伝わってきます。

今までの2人のようにはなれなくても

自分の気持ちに正直になろう