ここでとうとう僕が、雨子に出された謎の正体に気が付き始めます。
これまで聞かれていたのがただのクイズではなかったこと。実はその謎が僕の記憶に関係すること。
そう気が付いたことをきっかけに、自分が何かしらの記憶を失っているのではないかと察したのです。
続く最後のサビで、とうとうその記憶と雨子の正体が明かされます。
記憶と雨子の真実とは
残酷すぎる真実
「どうしたらどうしたら
救えると言うだろう
気が付いた少年ににじり寄る真実が
照り付けている
出典: 雨子/作詞:はるまきごはん 作曲:はるまきごはん
引き続き雨子目線で綴られています。
どうやら僕は失われていた自分の記憶に気が付いたのでしょう。
彼が思い出した痛すぎる現実。それは君の死でした。
さらにMVを見ればわかるとおり、君は僕の目の前で死んだのです。
小学生の僕にとってあまりにショッキングなその出来事はずっとなかったことにされ続けていました。
しかし時を経て…もしかすると小学生から中学生になるくらいの長い時間をかけて、僕は受け入れ始めたのでしょう。
どんなに長い時間が経っていても、その真実は変わらず僕の心を苦しめます。
雨子の正体とは
雨は泣いていた
もう守れないのよ
なぞなぞの答えを返したら
雨子はさよならだよ」
出典: 雨子/作詞:はるまきごはん 作曲:はるまきごはん
雨子は記憶を取り戻した僕が苦しむ姿に、ひどく心を痛めていました。
1行目はそんな雨子の苦しみが綴られています。
どうにか救ってあげたいと思いつつも、そうはしない雨子。
僕には自分自身で記憶と向き合ってもらわなければならないと考えているからでしょう。
さらに雨子は、僕に大切なことを思い出させるための存在。
僕が記憶と向き合い始めたいま、もうその存在意義はなくなったのです。
これらのことから考えると、雨子は姿を変えた君だったのではないでしょうか。
生前仲良くしていた僕が、自分の死のショックから記憶を失っていることに気が付いた君。
僕に自分のことを思い出してもらえるように。
でも僕がなるべく苦しまないように。
雨子に姿を変えてなぞなぞを出したのでしょう。
その願いは叶い、僕は無事に記憶を取り戻しました。これは嬉しいはずなのに、雨子は泣いています。
僕が記憶を取り戻せば雨子としての役割は終わり。
悲しみをこらえて別れを告げた君は、無事に成仏できたのでしょう。
最後に
大切な君の死と向き合う僕の姿を描いた切ない物語、【雨子】をご紹介しました。
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