NORIKIYO【Attitude】歌詞を徹底解釈！昭和平成への感謝と宣戦布告？新時代もパワフルに！

Bボーイのドレスコードの1つとまでいわれるNew Eraブランドのキャップ。

ここでNORIKIYOは言葉の額面通りにNew Eraという単語を用いています。

“new era＝新時代”。

本稿において『平成エクスプレス』は内省的な一面を持つ作品だと記述しました。

ここでNORIKIYOが格好悪い者に対して投げかけるのは執拗なまでに攻撃的な歌詞です。

これらのバースは自身への自嘲の意味も込められていると思われます。

なぜならこれはDisではなく感謝の歌だと断言しているからです。

世の中の8割を占めるのはうさぎじゃない方、つまり「持たざる者」だといわれています。

しかし誰でも夢を実現できる力を持っているんだとNORIKIYOは証明しようとしているのです。

そのために彼はこれからも努力を怠らないのでしょう。

それこそが彼が提唱する新時代なのです。

ここでMVと共に『Attitude』のフックの歌詞を見てみましょう。

白装束で登場するNORIKIYO。

このフレーズにはすべての意味が込められているのです。

宝物って何だろう？

現在の自分は過去の経験の積み重ねにより形成されています。

そして現在の行いが形成するのは未来の姿です。

「お前には才能がないじゃないか」

「みんな我慢して生きているんだ」

周囲はそんな定説であなたの未来の邪魔をするかもしれません。

そんな時は伝えてみましょう。

「ありがとう、僕の未来は自分で決めるから大丈夫」と。

未来への『Attitude』は自分の中にしかありません。

NORIKIYOが昭和＆平成を駆け抜けてきた結果得た答えはそんな究極のポジティブ思考だったのです。

今回はNORIKIYOの『Attitude』の歌詞を徹底解釈してみました。

“Attitude＝態度”という直球のタイトルをNORIKIYOが付けた意味...。

そこにはブレずに過去と未来に向き合うNORIKIYOの生き様が見事に描かれていました。

今作でFebb as Young Masonに触れていたようにNORIKIYOが共感するのは同時代を生きる表現者です。

最後に彼がリスペクトするアーティストの関連記事を紹介させていただきます。

まず挙げなければいけないのがBAD HOPです。

NORIKIYOは二回りも世代が離れているBAD HOPのファンだと公言しています。

その理由は...楽曲をお聴きいただければご理解いただけるでしょう。

『YAGI feat.T-Pablow,G-k.i.d & Vingo』の解説記事をご覧ください。

NORIKIYOとは同世代のラッパーでありブレないスタンスを崩さない男の極北。

それが元妄想族の般若です。

彼の半生を描いた自伝映画のような楽曲『あの頃じゃねえ』。

その赤裸々な歌詞は涙なしでは語ることができません。

必見の解説をぜひご覧ください。

相模のヒップホップクルーSD JUNKSTAに所属するNORIKIYO。

彼が共にアンダーグラウンドな活動を歩んできたグループが多数存在します。

その代表格がMSCと練馬ザ・ファッカーです。

MSCの漢 a.k.a. GAMIと練馬ザ・ファッカーのD.Oがタッグを組んだ名曲『スタンド・バイ・ミー』。

ぜひこちらの楽曲にも触れていただきたいと思います。