ドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」主題歌
「Maybe Tomorrow」はDEAN FUJIOKAさん2枚目のアルバム「History In The Making」収録曲。
2019年1月30日にリリースされました。
ドラマ「僕キミ」って?
ドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」の原作は青木琴美さんの漫画。
略称は「僕キミ」です。
2009年に井上真央さんと岡田将生さんのW主演で実写映画化されました。
桜井日奈子さんや宮沢氷魚さん、馬場ふみかさん、生瀬勝久さんも出演されています。
DEAN FUJIOKAさんはこのドラマのために「Maybe Tomorrow」を書き下ろしました。
野村周平さん演じる主人公は心臓病で20歳までしか生きられないと宣告された青年です。
そのことを知らなかった8歳の頃、ある少女(成長後の演者:桜井日奈子さん)にプロポーズ。
しかし小学生のうちに事実を知ってしまう……というシリアスな内容を含むラブストーリーです。
DEAN FUJIOKAさんは「はかない命という運命に立ち向かった男女の物語」と解釈。
「もしかして明日になったら…」という人生の可能性や意外性をテーマに楽曲を制作されました。
夢と現実、生と死の境界線はあいまい。そんな「Maybe Tomorrow」のMVを見てみましょう。
「Maybe Tomorrow」MV
個人的に「おディーン様」という呼び方には少々抵抗がありますので、以下、ディーン様で……。
「Maybe Tomorrow」のMVに登場するのはディーン様と栗原類さん、アヤカ・ウィルソンさんです。
とにかく美しいですね。ディーン様も愛し合う男女を演じるおふたりも、映像も楽曲も……。
どのようなストーリー仕立てになっているのか?についてはじっくり解説していきましょう。
そのまえに栗原類さんとアヤカ・ウィルソンさんのプロフィールを軽くチェックしておきます。
おふたりとも子供の頃からモデルとして活躍してきたハーフ。
栗原類さんはネガティブすぎるイケメンとして注目を集めましたが、物静かが正解だそうです。
アヤカ・ウィルソンさんは映画「パコと魔法の絵本」で主演を務め、天才子役と呼ばれました。
美しいふたりが「Maybe Tomorrow」のMVでどのような愛を表現しているのか、見ていきましょう。
MV解説!
切ない映像美
世界で一番幸せな
二人になろう
星空に誓う
もう二度と君を離さない
出典: Maybe Tomorrow/作詞:DEAN FUJIOKA 作曲:DEAN FUJIOKA
美しいイントロとともに映し出される場所は教会。ステンドグラスから差し込む光も美しいです。
タイトルが表示されたあと、逆光のディーン様が登場。歌が始まると美しい顔もはっきりします。
そして枯れ草のしげった外の風景に切り替わり、向かい合う男女の姿が確認できます。
左側のロングヘアの男性が栗原類さん、右側の帽子を被った女性がアヤカ・ウィルソンさんです。
教会で歌うディーン様の姿が一瞬はさまったあとは、背を向けた男性を見つめる女性という構図。
背景の山並みと夕日が幻想的で、たしかに夢と現実、生と死のはざまのような雰囲気があります。
教会で歌うディーン様、マリア像、キャンドルに火を灯すディーン様の映像もカットイン。
幸せな愛を誓いあう男女についての歌詞ですが、ドラマの世界観も反映され、切ない印象です。
美しすぎて涙が出る感じ。続けて見ていきましょう。
女性ひとりで旅に出た
幸せは見つかる?
旅に出よう
四葉のクローバー見つければ君と
絶対を信じる おまじないも
交わすキスも 明日の光も
消えない
出典: Maybe Tomorrow/作詞:DEAN FUJIOKA 作曲:DEAN FUJIOKA
大きな岩にもたれかかるように座る男性。女性は立ちすくみ、今にも泣き出しそうな表情です。
そして女性は男性が履いていた靴を脱がせ、靴を手にしたまま男性のもとから離れてしまいます。
歌詞にあるように旅に出た模様ですが、ふたりではなく女性ひとり。どういうことでしょうか。
教会の映像になり、ロウソクの火がアップに。ステンドグラスから日の光もこぼれています。
歌詞にある「消えない光」が表現。教会にいるディーン様は男女の幸せを願っているのでしょう。
しかし、浮かない表情の女性ひとりが旅に出ることで果たして幸せは見つかるのでしょうか。