1997年初頭、これまでWANDSを育てて来たプロデューサー長戸大幸と音楽の方向性が異なるという理由で、上杉昇、柴崎浩が脱退。
そして木村真也が残り、新たに和久二郎をボーカル、杉元一生をギターに迎え第3期WANDSが始動しました。
第3期は4枚のシングル、1枚のオリジナル・アルバムをリリースしましたが以前ほどのヒットには恵まれず、2000年3月公式サイト上で解散を告知しました。
ダブルミリオンに迫る大ヒット「世界中の誰よりきっと」
まずは「世界中の誰よりきっと」を歌う中山美穂とWANDSの動画をご覧下さい。
この曲で「第43回NHK紅白歌合戦」に出場しました。この時は、中山美穂としての出演でWANDSは正式な出場ではありませんでした。
クレジットを見ると、WANDSはバックバンド扱い(演奏)になっているのが残念です。
マイクのボリュームも圧倒的に中山美穂が大きく、歌唱力の高い上杉のボーカルがほとんど聞き取れません。
当時の中山美穂のネームバリューがどれほど大きかったかが窺えますね。
歌詞から紐解く「世界中の誰よりきっと」
まぶしい季節が 黄金色に街を染めて
君の横顔 そっと包んでた
まためぐり逢えたのも きっと偶然じゃないよ
心のどこかで待ってた
世界中より誰よりきいと 熱い夢見てたから
目覚めて初めて気づく つのる想いに
Oh 世界中の誰よりきっと 果てしないその笑顔
ずっと抱きしめていたい 季節を越えていつでも
出典: 世界中の誰よりきっと/作詞:中山美穂・上杉昇 作曲:織田哲郎
一度別れた恋人同士がふたたび巡り合う運命だった……。
離ればなれになっていても、どこかで互いを求めていた、心のどこまで待っていた……そんな恋人たちの情景が目に浮かびます。
互いがどれほど大切な存在だったか、離れてみて初めてわかることもあります。
きっとこの2人も、そんな思いを募らせていたのではないでしょうか。
言葉の終わりを いつまでも探してる
君の眼差し 遠く見つめてた
そう本気の数だけ 涙見せたけど
許してあげたい 輝きを
世界中の誰よりきっと 熱い夢見てたから
目覚めてはじめて気づく つのる想いに
Oh 世界中の誰よりきっと 果てしないその笑顔
ずっと抱きしめていたい 季節を越えていつでも
出典: 世界中の誰よりきっと/作詞:中山美穂・上杉昇 作曲:織田哲郎
相手を想う気持ちが本気だったからこそ、流した涙の数も多かったはず。
でも、今はもう相手を許すことができます。それは時を経て2人が人として成長したからです。
大人になった2人が、互いのことを世界中の誰よりも大切な存在だと、気づくことができたのです。
小悪魔的な中山美穂の魅力満載
主題歌があまりにも大ヒットしましたね。
中山美穂主演ドラマ「誰かが誰かを愛してる」(フジテレビ)のことが記憶から薄れてしまった、という方もいらっしゃるでしょう。
本ドラマは中山美穂×的場浩司という、今ではちょっと考えられないキャスティングのドラマでした。
中山美穂の小悪魔的かわいさに翻弄される的場浩司が印象的です。
実はこのドラマ、かなり刺激的なストーリーでした。
中山美穂演じる主人公・高野つばさは的場浩司演じる佐藤学と、学ぶの父で大学教授の佐藤浩平、2人に恋してしまうのです。
大学教授役は根津甚八。渋くてクールでとてもかっこいいおじさまでした。
大人の恋に憧れる、そんな中山美穂が魅力的なドラマで、その相乗効果もあって主題歌も大ヒットとなったのです。
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