同じ景色を見ても違う見え方だったり
そんな単純な事が今になって分かったよ

出典: 君に贈る歌~Song For You/作詞:SWEEP 作曲:SWEEP

生まれたときから一緒にいる親子の関係でさえ、お互いの距離に悩むことがあります。

だとしたら恋人や友人と心から分かり合える関係を築くというのは、実は簡単なことではありません。

仲が良くなったからといって、相手のことをなんでも知っているかといえばそうではないでしょう。

歌詞で描かれているように、お互いに惹かれ合う部分があったとしても、価値観が違うのは当たり前のことです。

喧嘩をしたり、意見をぶつけ合ったり、愚痴を言い合ったり。

そうやってお互いの価値観の違いを知り、受け入れ合っていくのです。

この愛しい気持ちを伝えたい

星の数ほどいる人の中でたった一人の存在
いつもぶつかって 隠れて泣いて 顔も見たく無い時もある
なのにそれでも離れないのは 誰より君が愛しいから
きっとこれからもずっと かけがえの無い君に贈る歌
Song For You

出典: 君に贈る歌~Song For You/作詞:SWEEP 作曲:SWEEP

75億以上の人々がこの地球では生きています。

だからといって「喧嘩したからまた別の人と仲良くなればいいや!」とは主人公は考えていません。

顔や性格が似ている人はいても、自分はこの世に自分しかいないように、君という存在も1人しかいないからです。

喧嘩をしたことでやっと気付けた、君という存在の尊さ。

また仲直りしたいと願ってしまうこの思いを“愛”だと表現しています。

しかし今はまだ照れ臭くて、面と向かって話をすることに抵抗があるのでしょう。

この愛しい気持ちを忘れないように。

君が大切だという気持ちが伝わるように。

歌に乗せて、主人公は届けようとしています。

素でいられる関係を築きたい

何もかも脱ぎ捨てて 生まれたままの姿で
向き合う強さが欲しいよ 素直になって笑い合いたい

出典: 君に贈る歌~Song For You/作詞:SWEEP 作曲:SWEEP

大切な人の前だからこそ、素直になれないときもあるでしょう。

相手を傷付けないように本音を飲み込んで言葉を選んだり。

格好悪いところは見せたくないと見栄を張ってみたり。

もちろんそれも大切ですが本音を隠すことは、結局相手を傷付け、すれ違いを生んでしまう可能性もあります。

大切な人だからこそ、お互いに素でいられる関係を築く必要があるのです。

喧嘩は本音をぶつけ合えた証

より深い関係を築くための試練

どんな毎日でもね 前を向いていたい
そんな想いを胸に秘めて歌うよ 君のために

星の数ほどいる人の中でたった一人の存在
二人はいつも 素直じゃいられない 真っ直ぐに向き合えないよ
なのにそれでも離れないのは 誰より君が愛しいから
きっとこれからもずっと 共に歩いてく君に贈る歌

出典: 君に贈る歌~Song For You/作詞:SWEEP 作曲:SWEEP

今まで本音を言い合うことができなかった2人。

その2人が喧嘩をしているということは、本音をぶつけ合えた証です。

「喧嘩するほど仲がいい」という言葉もあるように、決して否定的に捉える必要はありません。

この試練を乗り越えた先に、より深い関係を築ける未来があると信じて、主人公は歌を歌います。

人生の登場人物は2人だけではない

夜空を一人見上げれば 沢山の星が寄り添ってて
光をくれる 心配ないって 背中を押してくれる

出典: 君に贈る歌~Song For You/作詞:SWEEP 作曲:SWEEP

人生の登場人物は自分と君だけではありません。

他にもたくさんの人たちに支えられ、影響し合いながら生きています。

喧嘩をすると、その相手とは関係のない人も含めて一切のつながりを切ろうとしてしまいがち。

そんなときこそ支えてきてくれた周囲の人たちに相談することも大切です。

客観的なアドバイスを与えてくれ、相談することで精神的にも楽になります。

この歌が何度でも2人を引き合わせる