ドラマ「リバース」主題歌

シェネルのDestiny、その歌詞の意味が凄かった【ドラマ『リバース』主題歌】の画像

湊かなえ原作の初の男性を主人公にした長編小説が2017年、TBSにてテレビドラマ化されました。

シェネルの「Destiny」はこの主題歌に起用されました。

アルバム「Desteiny」

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2017年6月14日に発売のアルバムです。

同タイトルのシングルは5月10日に発売されていて、今回その楽曲を主軸に置いたアルバムが制作されました。

「Destiny」の歌詞を紐解く

傷つくことには 慣れているけど
かなしむ人を無視できるほど 器用にはできてない
はじめから気づいていたの
嘘で守れる真実なんて 真実じゃないことを

出典: Destiny/作詞:松尾潔 作曲:川口大輔

自分が傷つくことになれていることから、今まで傷ついて生きてきたことが伺えます。

その分、人に対しては同じ境遇を味わってほしくなくて、敏感になります。

気付かないフリをして当たり前のように過ごしていく日々は、当たり前ではなく正しいものではないのです。

ちゃんと現実は現実として受け止めなければなりません。

罪と罰 愛の定義さえ 人が決めるものよ

出典: Destiny/作詞:松尾潔 作曲:川口大輔

「罪と罰」この2つは人間が決めた世の中のルールです。

悪いことをした人への報いです。

それに対して愛の定義は人それぞれ。自分の尺度で定めていいものですが、それもそうはいきません。

その定義も人間が決めてしまいます。それはそこに相手が存在するからです。

自分1人であれば自分の尺度でのみ決めることはできますが、2人以上の事象では他の意見が入ってきます。

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通りすぎた時間だけを ただ懐かしむのは好きじゃない
夢みていた未来たちと ちがう景色を見て ちがう人愛した
それでもまだ運命(さだめ)を信じてる

It's my, it's my destiny…

出典: Destiny/作詞:松尾潔 作曲:川口大輔

過去を振り返っているだけでは前に進むことはできません。

たとえ今が昔思い描いていた未来とは違っても、現実は現実として存在するので、その中で生きていかなければなりません。

しかし、心はそう上手くできているものでもなく過去にすがったり、違う人生を夢見たりしてしまうのです。

あばれる気持ちに 鍵をかけてた
わりと上手に生きてきたのよ あなたに出会うまでは
私なら大丈夫だと
何度もつよく言い聞かせては ここまでたどり着いた

出典: Destiny/作詞:松尾潔 作曲:川口大輔

抑えきれない気持ちはありつつも、どうにかその心に鍵をかけるかのように自分をごまかしながら過ごしてきました。

しかし、それもあなたと出会うまでのこと。

あなたと出会っても自分なりに強く生きてきたその生き方は変わらないと思っていました。

そうではなくまた新しい生き方を見つけ、その生き方を貫いて、あなたに出会ったことを肯定しています。

夜と昼 闇と光たち 狂い咲きの心

出典: Destiny/作詞:松尾潔 作曲:川口大輔

陰と陽を表現しています。

あなたと生きていくことは決して明るい未来ばかりが待っているわけではありません。

傷ついてきた過去も思い出しながら、それでも光に向かっていこうとする熱く滾る心が表現されています。

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通りすぎた時間だけを ただ懐かしむのは好きじゃない
夢みていた未来たちと ちがう景色を見て ちがう人愛した
それでもまだ運命(さだめ)を信じてる

出典: Destiny/作詞:松尾潔 作曲:川口大輔