歌詞の解説

 この曲に込められている彼らの熱いメッセージ、ズバリこうだと思います。

日々、嘘と真実の間でもがき苦しむわたしたちに、自分の意思を持って戦ってほしい

歌詞だけではなく、ミュージックビデオもまさに彼らのメッセージを可視化したものでしょう。

ミュージックビデオの解説もご紹介しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

社会という戦場

わたしたちはいま、社会という場にいます。

それは、状況は違えどもみんな共通で言えることだと思います。

この曲から想定するに言い換えると、「社会=戦場」なのかもしれません。

生きていくためには、食料や寝床などが必要です。

それを得るためには、お金が必要です。

お金を得るためには、働かなければいけません

お金を得る以外にも、わたしたちにはやりたいこと成し遂げたいことがあるでしょう。

趣味であったり、家族を守ることだったり、出世することであったり、その目標や目的は人それぞれです。

その叶えたい願いを叶えるために、わたしたちは戦場という名の社会にいます。

時には、つきたくない嘘をついたりやりたくないことをしなければならないときがあるでしょう。

さらに言いたくないことを言わなければいけないのに、言いたいことが言えなかったりすることがあります。

そうなると真実が何かわからなくなってしまうときも往々にしてあると思います。

そんな生きにくい世の中だからこそ、自分の意思をもって戦場で戦い、敵に打ち勝って欲しいというメッセージなのでしょう。

敵とは、自分のやりたいことを阻止する相手のことです。

出世したいひとであれば、取引先に嘘をついて、上司に嫌なことを言われるのを我慢することもあるでしょう。

しかし、本当にそれでよいのでしょうか?

自らの意思や思いを殺し、周りと同じように振る舞い、イエスマンとして人形のように生きるのが正しい姿なのか?

そう問いかけられている気がしませんか?

ミュージックビデオの解説

ミュージックビデオでは、スーツを着たひとがたくさん出てきましたね。

舞台は職場でしょうか。みんな同じ整えられた服、均一化された立ち振る舞いをしていますね。

さらに全員がマスクをしています。

このマスクは、自らの意思や思いに”蓋をしている”ように見えませんか?

歌の後半部分でスーツを着た女性がマスクから血のような涙を流しています。

この女性は頭を抱え、今にも爆発してしまいそうですよね。

彼女が流したのは血の涙でもあり、いままで溜め込んで飲み込んできた意志でしょう。

それがどす黒い血になって目から溢れてきたのでしょう。

きっとこのシーンは、嘘や真実に板挟みになり息苦しくなるわたしたちのようではないでしょうか?

言いたいことが言えない状況になってしまうことがあると思います。

だからこそ、血の涙を流さないためにも“戦う”ことが必要なのではないでしょうか?

歌の後半でボーカルのMasatoは、たくさんのビジネスマンに周りを固められながら歌い上げます。

その状況はまさに、戦う戦場を意味していると考えられます。

四方八方に潜伏する敵たち。

そんな背水の陣のような状況でも高らかに力強く歌い上げるMasatoはすごく印象的です。

わたしたちができること

coldrainがこの曲で伝えたかったことは、「辛い状況でも、諦めずに戦い抜くことで見えるものがある」ということだと思います。

彼らはわたしたちにそのメッセージに気がついてほしい思いがあるでしょう。

そして、わたしたちを応援してくれるということを伝えたかったのではないでしょうか?

そうだからこそ、歌詞の最後に「だから歌うよ」と言っているのではないでしょうか?

わたしたちが戦いの最中にいるのを知っているからこそ、あんなに自信を持って歌えるのでしょう。

そして戦った先には、暗闇に光が差し込み、わたしたちが自分を認識できるのです。

まとめ 〜戦うという強いメッセージ〜

熱いメッセージを胸に

The War Is On”に込められた熱いメッセージやその歌詞の意味和訳、ミュージックビデオのご紹介をしました。

彼らの熱いメッセージが伝わったかと思います。

自分の置かれている環境によっては、非常に共感できた点も多かったのではないかと思います。

意味が分かるとさらに曲に深みを感じられると思います。

ぜひ今回ご紹介した内容をふまえて、また曲を聴いてみてください。

きっと初めて曲を聴いた時と、違った感想を持つことでしょう。

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