バイオハザードは化学用語!?
リアリティを追及したゲーム
ゲームのヒットで知名度の上がった「バイオハザード」という七文字。
実は19世紀から存在し、WHO(世界保健機構)でも使用されています。
一般的に”生物災害”と和訳され、軍事用語にも含まれます。
第二次世界大戦までは機銃掃射や爆撃など物理的な攻撃が普通の戦争でした。
しかし、ベトナム戦争では”枯葉剤”という生物化学兵器が使用されています。
もし、空気感染するウイルスであれば、広場の噴水に入れるだけで殺戮が行えます。
しかも、原因が判明するまでには相応の時間がかかるでしょう。
その間にもウイルスは空港やホテルなどで拡散し続けます。
そうした生物災害をテーマにしたゲームが「バイオハザード」なのです。
なぜ日本のゲームなのに英語の歌詞なのか?
舞台は米国・ラクーンシティ
ゲーム「バイオハザード」の舞台はアメリカの架空の都市・ラクーンシティです。
そのため、シリーズの一作目からキャラクターのセリフは英語でした(日本語字幕)。
本物と見まがうような映像美が魅力的でバイオハザードは社会現象となりました。
オープニングシーンは特に力を入れており、ハリウッド映画並みのクオリティです。
俳優・ミラジョボビッチの名を映画「バイオハザード」で知った方もいるでしょう。
やがて、日本向けに発売されたバイオハザードは世界中に輸出されました。
こうして日本はGDPを押し上げていったのです。
そうなるとメーカーは制作段階で欧米向けへの販売を視野に入れます。
従って、テーマ曲も英語にしておく方が効率的なのです。
重い責務
責任は肩にかかる
there is a weight on my shoulders
出典: No Escape/作詞:Masato 作曲:Y.K.C、Masato
「社の命運は君の肩にかかっている」
と責任を”肩”に置き換えて表現することがあります。
「作戦は隊長の双肩にかかっている」
という言い方もしますね。
同じように英語でも"my shoulderds"と責任を関連付けて表出します。
肩は右と左で二つあるので複数形になります。
もし、”shoulder”と”s”をつけないと右肩や左肩だけになってしまいます。
その分、責任感も軽減される感じはしますが……。
いずれにしろ、英語は基本的に複数形が多いです。
”stars(星)”、”eyes(目)”、”trees(木)”などです。
また、”a weight”には”a”がついています。
”weight”は重さ、つまり責任や任務ですね。
そこに”a”がついているということは、任務が一つであることを意味します。
ちなみに”weight off”で「肩の荷が下りる」という訳になります。
よかったら、英語の授業で使ってみて下さい。
お別れの歌
恐怖へのお別れ
this song is my farewell
出典: No Escape/作詞:Masato 作曲:Y.K.C、Masato
”farewell”は「さよなら」という意味です。
その経験を思い出すと夜も眠れないくらいの恐怖。
忘れたくても体験したときの「恐怖」が脳裏に焼き付いて離れない状態。
誰もがお別れしたくなりますね。
「もう思い出したくない」と。
そうした恐怖に”さよなら”を言いたくて書いた詩なのです。
なお、”farewell party”でお別れ会となります。
親しい友人やクラスメイトが旅立つときは”farewell party”でさよならしましょう。