桜井&ナオトの掛け合いに注目!
桜井さんとナオトさんという2人のコラボは、何の情報がなくてもじゅうぶん魅力的!
ですが、ミスチルのコーラスをしていたナオトさんが桜井さんと……と考えると感慨深いですね。
井上陽水×玉置浩二?
ナオトさんは、井上陽水さんのバックバンドだった安全地帯の玉置浩二さん的な立場でしょうか。
「夏の終わりのハーモニー」というデュエットソングを彷彿とさせます。
曲調は異なりますが、かつては表×裏だった2人が表×表で渡り合うという関係性が似ています。
ラテン系のバラード
人生のキーパーソン的な存在だと、2人だけで食事をするのも気をつかうでしょう。
ナオトさんも同様で、10年越しに初めて桜井さんと2人だけで食事をして、共作が始まったとか。
「Amor y sol with 桜井和寿」の曲調は、スペイン語のタイトルどおりラテン系のバラードです。
ミディアムテンポで、切々と人生の苦悩について歌い上げています。
明るくふるまっているように見えるナオトさんにも、様々な葛藤があったというわけですね。
積年の思いがこもった2人の掛け合い、熱いのは当然でしょう。
サッカーつながりでスペイン語タイトル?
桜井さんとナオトさんの出会いはサッカーがきっかけでした。
もしナオトさんがサッカーをしていなかったら、桜井さんと出会わず、別の人生だったかも……。
そこで思いついたのが、サッカーつながりでスペイン語のタイトルになった?という解釈です。
スペインリーグのファン?
2人の出会いは2000年代です。
2000年代、スペインのサッカーリーグ「リーガ・エスパニョーラ」では様々な選手が活躍。
国籍は様々ですが、ジダン、ロナウド、ベッカム、ロナウジーニョ、メッシなどが有名ですね。
サッカーが強い国といえば、ブラジルやドイツ、その他の国を連想する人もいるでしょう。
その中にスペインも入っていると考えられるのではないでしょうか。
あくまで想像ですが、思い出のサッカーで、2人はスペインリーグのファンだった?……とか。
もしブラジルファンならサンバ調、ドイツファンならテクノ調だったかもしれません。
スペインリーグのファンだからラテン系バラードになった?……というのはあくまで独自解釈。
正解かどうかはわかりませんが、そう想像すると、さらに熱く聴こえてくる気がします。
サッカーのパス回しのよう
ここまでサッカーにこだわると、2人のコラボはサッカーのパス回しのようにも見えてきます。
MVでは、誰もが抱える否定的な思いを、目と目を合わしながらお互いに肯定しています。
そもそも人生の苦悩というのは、どちらかというと桜井さん寄りのテーマでしょう。
そのフィールドにナオトさんが踏み込んで、葛藤を受け入れ、共有している感じです。
遅いかもしれないけれど、あの日に見た夢を探す……という内容にグッと胸が熱くなります。
ただ歌っているだけ、あの日サッカーのボールを蹴り合ったように……。
ジョン・カビラさん&川平慈英さんの熱い実況が聞こえてきそうです。
山田葵の情熱的なダンスに惚れ惚れ♪
「Amor y sol with 桜井和寿」のMVで2人のコラボ以外に気になるのが、1人のダンサー。
スペインのダンスといえばフラメンコを連想しがちですが、コンテンポラリーな感じですね。
シルエットが多くなっているものの、キレキレのダンスは楽曲をさらに熱く盛り上げています。
踊っているのは、2018年時点で18歳の山田葵(アオイヤマダ)さんという表現者。
伝説のトップモデル山口小夜子さんを彷彿とさせる、かっこいい女性です。
CMやMVでも多数活躍中。
ボブの内側が刈り上げという個性的なヘアスタイルまでわかるのは、こちらのMVです。
Nulbarich「VOICE」
最初は暗がりですが、電車を降りて笑顔で踊り出すあたりから全身が明らかになります。
些細な動きでキリッと空気が変わる感じが、さすが表現者!
アオイヤマダさんの全貌を知ってから「Amor y sol with 桜井和寿」のMVを再確認。
さらにクリアでダイナミックに見えてくる気がします。惚れ惚れするほどかっこいいですね。