谷村新司2018年リサイタル
テーマ「38年目の昴」
2017年に活動45周年という大きな節目を迎えたアーティスト谷村新司。
69歳になった今も現役で音楽活動を精力的に続ける谷村新司ですが、特に2013年から日本の伝統芸能の殿堂である国立劇場でのリサイタル「THE SINGER」が恒例となりました。
今年で6年になるリサイタルの2018年のテーマは「38年目の昴」。
このテーマの背景にはどんな心情とストーリーが隠れているのでしょうか。
名曲「昴」ができた背景
谷村新司作詞、作曲の「昴」は、グループ「アリス」が絶頂期を迎えていた1980年にソロ活動を視野に入れて製作された作品でした。
曲の製作は、谷村が引っ越しの最中に部屋に積まれていた段ボールに片っ端から思いつく歌詞を書き留めたのが始まり。
彼の脳裏には、お金さえあれば幸せも買えるかもしれないという何かしら錯覚に似た心境があったと言います。
「アリス」が絶頂だったにもかかわらず、ソロ活動に踏み出す決意を固めていた谷村新司には、期待と不安が入り混じった時期だったよう。
2018年6月6日発売ベストアルバム
「昴」のリリースから38年、今年6月に谷村新司が新しく録音する38年目の「昴」を収録するベストアルバムがリリースされます。
タイトルはまだ未定ですが、「陽はまた昇る」や「いい日旅立ち」といった谷村にとっても日本人にとってもスタンダードとなった名曲が収録される予定です。
谷村新司にとって「昴」とは、まさに読める未来と読めない未来が混合する人生の様なもの。
「昴」の歌詞にある「せめて」と「されど」は相反するフレーズ。「昴」を作曲した38年前に今の自分は良くも悪くも、想像していなかった印象があるように感じますね。
活動45年を経てもいまだ現役のベテラン谷村新司が表現する新しい歌の世界が、このアルバムに期待できそうです。
2018年谷村新司コンサートツアー日程
2018年4月に恒例のリサイタル「THE SINGER」が好評の内に幕を閉じました。
リサイタルと同タイトルで開催される「~38年目の昴~」コンサートツアーは、全部で4カ所5公演が決定しています。
それぞれのコンサート開催情報をご紹介します。
「~38年目の昴~コンサートツアー」
コンサート会場は全部で4カ所。公演回数は5回です。第一弾の発表では2回のみでしたが、新たに3公演が追加。
コンサートの詳細をご覧ください。
第一弾発表
日程 会場 開場 / 開演
6月22日(金) 大阪 フェスティバルホール 17:30 / 18:30
6月23日(土) 大阪 フェスティバルホール 14:00 / 15:00
第二弾発表
日程 会場 開場 / 開演
6月9日(土) 埼玉 三郷市文化会館 15:00 / 15:30
6月17日(日) 千葉 市原市市民会館 16:00 / 16:30
7月7日(土) 群馬 笠懸野文化ホール 16:00 / 16:30
出典: http://www.tanimura.com/live/
リサイタル「38年目の昴」セットリストは?
2018年の国立劇場でのリサイタル「THE SINGER」は好評の内に幕を閉じましたが、残り4カ所5公演のコンサートツアーが控えていますね。
2018年6月6日にリリースされるベストアルバムを引っ提げての今年のコンサートは、新しい楽曲が登場するかもしれませんね。
2018年のコンサートリストは、公式にはまだ発表されていません。
久々にコンサートへお出かけの方のために、2017年の45周年リサイタルのセットリストをご紹介します。
2018年はどんな谷村新司のスタンダードを聞かせてくれるのか非常に楽しみです。
これからコンサートにお出かけの方は、同じ曲が聞けるかもしれない期待をもってご覧ください。