【サザンオールスターズ/匂艶 THE NIGHT CLUB】歌詞は大人なラブストーリーがテーマ！？

今回紹介するサザンオールスターズの『匂艶(にじいろ) THE NIGHT CLUB』。

サウンドも歌詞も妖しい雰囲気を醸し出している曲です。

さて、はじめてこのタイトルを耳にする方は、漢字の読み方が分からなかったと思います。

ここの漢字の読み方は「にじいろ」と読みます。

これで、「匂艶」が「にじいろ」と読むことは分かりました。

では、なぜ桑田佳祐は「匂艶」に「にじいろ」と読ませたのでしょうか？

ここで「匂艶」という漢字を細分化してみましょう。

そうすると「匂」と「艶」の2文字です。

「匂」は「匂い」。

「艶」は「艶やか」。

このように意味を付すことができると思います。

どちらも感覚的な表現ですね。

そして、この文字を見る人の五感や生理に訴えかけてくるものがあります。

匂いの種類はさまざまです。

汗の匂い、体臭、香水の匂い、シャンプーの匂い、等々。

艶やかというのは、色っぽいという意味があります。

この表現はほぼ、女性を指すときに使われる表現。

とすると「匂艶」は、匂いと艶やかさを併せ持つ女性のことなのではないでしょうか？

そして、その女性を色で例えると、まるで「七変化」するかのように、イメージ色が変わっていく。

とても一つの色で例えられる女性ではない。

さまざまな表情を見せる女性を、色で例えるとすると「七色」。

すなわち「虹色」が最も適している、と桑田さんは考えたのではないでしょうか？

ここでもう一つ、タイトルにある「NIGHT CLUB」がどういうものであるかを解説します。

こちらは英語で表記されていますが、日本語に直すと「ナイトクラブ」ですね。

では、「ナイトクラブ」はどういう場所なのでしょうか？

「ナイトクラブ」はいわゆる「大人の社交場」。

「ナイトクラブ」は「クラブ」とは違い、バンドの演奏や飲酒をゆっくり楽しむところです。

そして、文字通り「夜」に営業しています。

現代の「クラブ」の隆盛により、「ナイトクラブ」は少なくなりました。

それでも東京や大阪などの大都市では、老舗が営業を続けているみたいです。

「ナイトクラブ」の特徴は、カップルで音楽やお酒が楽しめることです。

「ナイトクラブ」と似た営業形態に「キャバレー」があります。

上記引用にあるように「キャバレー」はコンパニオン以外の女性を同伴できません。

そこが、「ナイトクラブ」と「キャバレー」の違いなんですね。