God bless you! このままRide it on
ずっと旅しよう夜が明けても
誰もが嫉妬するくらい Brand-new story 星空の滑走路(みち)を

出典: お気に召すまま/作詞:WINESS 作曲:Justin Reinstein,Saw Arrow

主人公は朝になっても「君」と一緒にいたいと、神様にお願いしていました。

デートを「今夜」と言っていたことからわかるように、朝になればデートは終わってしまいます。

きっとお互いに仕事があり、夜が明ければそれぞれの生活に戻らなければならないのでしょう。

そんなことはわかっていても、彼は彼女と離れがたいのです。

他の人が羨むような真新しい物語を、「君」と紡ぎたいと思っています。

長い交際期間にも関わらず、主人公にとって君と過ごす時間は常に新鮮なようです。

お互い日常があるのでずっと一緒にはいられないと、わかっているからこそ神様に祈りました

神様はみんなのもの

“Goddess≒キミ!?”と気付いても
ギュッと抱き締め独り占めを
Dance with me 夏の真ん中で Very good! Hit it‘n' go!
もっと遠くへ

出典: お気に召すまま/作詞:WINESS 作曲:Justin Reinstein,Saw Arrow

願いを叶えてくれるように神様に祈っていた主人公ですが、ふと「君」が女神なのではと思い至りました。

ここまで来ると、もはや崇拝の域です。

ですが、そのことに気付いた彼は慌ててしまいます。

神様とは本来、叶うかは別にして誰の願いも平等に聞く存在。

彼としては、愛する「君」を他の人と分け合うなんて考えられません。

ずっと自分の傍に居てほしいと思っている人が、他人にとっても重要な存在になるのは耐え難いのです。

だから誰にも奪われないように抱きしめて、人を寄せつけないようにしました。

夏の暑さにも負けないほどの熱愛ぶりです。

今までひたすら「君」に甘い主人公でしたが、ここでは彼の可愛らしい独占欲が垣間見えます。

なんでもお見通し

「君」の弱さごと愛している

Weakness 強がる癖に 不器用な性格も
Fearless 今夜は頂けて1/2(ハンブン)でいい
「理屈よりリキュールを」もう1度グラスへ
高らかに鳴らしたら 夜空がまた光り出す

出典: お気に召すまま/作詞:WINESS 作曲:Justin Reinstein,Saw Arrow

「君」は人に頼ったりすることが苦手なようです。

不安なときでも、ついつい意地を張ってしまうのでしょう。

主人公はそんな彼女に「怖がらないで」と、もっと自分に頼ってくれるように言います。

全部は無理でも不安や悩みを自分に預けて、楽になってほしいのです。

彼が自分の不安を取り除きたがっていることを知っている彼女は、それより早く酔わせてとお願いしました。

なんとも可愛らしいおねだりです。

お酒をもう1度グラスに注いでいることから、彼女の願いを聞き入れて2人は2度目の乾杯をします。

ですが、次のフレーズの「また」という言い方が気になりませんか。

通常、夜空で輝くものといえば、星や月を連想します。

彼女との逢瀬を「星空の滑走路」と歌っていたことからも、最初に夜空を輝かせていたのは星に違いありません。

ですが、星はそもそも一晩中夜空で輝いているものです。

確かに朝が近づけば光は弱まりますが、デートの進み具合を見てもまだそんな時間ではないでしょう。

ここは、夜空がそれまでとは異なった輝き方をしたとみたほうが自然です。

このとき夜空を輝かせたのはなんだったのか、後程判明します。

デート中のキス

たった1度だけ 触れる唇
魔法のようなJust a time to love
たった1秒が永遠(とわ)に 変わる瞬間を見よう

出典: お気に召すまま/作詞:WINESS 作曲:Justin Reinstein,Saw Arrow

乾杯をしたあと、2人はそっとを重ねます。

お酒を飲んでいることから、レストランのような公共の場でのデートなのでしょう。

人目につく場所では、そう何度もキスすることはできません。

周りの視線を掻い潜り、1度だけ重ねました。

ですが主人公は、そのたった1回のキスでとてつもない満足感を得るのです。

これは溺愛する「君」が相手だからなのでしょう。

彼の深い愛は、刹那の時間さえ永遠のように充実させます。

キュートな恋の結末

欲しいのは「君」だけと神様に願う

God bless you! なおさらLovin' you
ずっとエスコートをドレス靡(なび)かせ
君さえ居てくれるなら Steady! Happy! 他には望まない

出典: お気に召すまま/作詞:WINESS 作曲:Justin Reinstein,Saw Arrow

主人公は「君」とずっと一緒にいたいと、再度神様にお願いします。

彼の彼女への愛はとどまることを知りません。

ますます彼女が愛しくなっていきます。

だからこそ、仕事などで少しでも離れることが耐え難いのでしょう。

「君」がいつも一緒にいてくれたら…とどうしても夢想してしまいます。

ですがお互い生活があるのですから、四六時中一緒にいることはそもそも叶いません。

わかっていても神様に頼んでしまうほど、主人公の人生には彼女が必要不可欠なのです。