【70億にただ1つの奇跡】とはどんな曲?

注目を集めたドラマの主題歌

ACE COLLECTION【70億にただ1つの奇跡】歌詞の意味を解説!自分を舞う桜に例える真意とはの画像

透き通る美声が人気を集めている男性4人組ロックバンドACE COLLECTION】。

歌唱力の高さと落ち着いた雰囲気の中に溢れ出る切なさと優しさに魅了されるファンは数知れません。

そんな彼らのメジャーデビューミニアルバム【L.O.V.E.】が2020年4月8日にリリースされました。

今回、歌詞の意味を読み解いていくのはそのアルバムに収録されている【70億にただ1つの奇跡】です。

この楽曲はAbemaTVのオリジナルドラマ【僕だけが17歳の世界で】の主題歌に起用されています。

高校3年生・17歳の染谷航太と、幼なじみの芽衣。2人は互いに両想いなことに気付くも、思いを伝えることなく航太が亡くなってしまう。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/僕だけが17歳の世界で

このドラマは上記のように、私たちの遠いようで身近な「死」というテーマで作られたドラマです。

そのドラマとリンクするように、この楽曲も「死」というテーマを歌詞から感じ取ることができます。

ドラマのエンディングでこの楽曲が流れる時には、思わず涙が流れてしまいそうになる切ない1曲。

【ACE COLLECTION】がこの楽曲に込めた想いとメッセージをこれから読み取っていきたいと思います!

タイトルから伝わるメッセージ

タイトルは【70億にただ1つの奇跡】。

この数字は世界人口のことを表しているのでしょう。

この地球という星に住む我々人類。その人口は増え続け、2020年では70億人を突破しています。

数えきれないほど存在する人類の中で、たった1つ。

運命という言葉がふさわしいほどに、主人公が惹かれてしまうのは1人しかいないのです。

他の数十億人は目にも入らずにただただ1人を想っている。

タイトルから感じるのは愛すらも通り越したかのような深い感情。

この歌詞の意味を読み解いていくと、離れ離れになってしまった切ない2人の心情が露わになっていくのです。

この楽曲のストーリー

まず初めにこの楽曲がどのようなストーリーなのかを歌詞の内容から軽く解説していきます。

登場人物は2人。主人公は女の子。そして主人公が恋をした相手の男の子です。

しかし歌詞の内容をみていくと2人は今、会えない関係であることを読み取ることができます。

これが意味するのは、相手の男の子はもうこの世にはいないということです。

もうこの世にはいないことを理解してはいるものの、なかなか気持ちが抑えられない女の子。

この楽曲には主人公の引き裂かれるような心の痛みが綴られています。

会いたいのに会えない辛さ。

これからは2人の切ない恋模様を歌詞を見ながら解説していきます!

想いが断ち切れない主人公の悲痛

ねぇ 会いたいと やっぱり 思ってしまう

出典: 70億にただ1つの奇跡/作詞:たつや◎ 作曲:たつや◎

ここには主人公の胸を締め付けられるような悲しみが込められています。

もうこの世にはいないことは何度も理解しようと自分に言い聞かせてきました。

会うことはもうできない。

分かっているはずなのにどうしても頭の中に彼の笑顔が、笑い声が浮かんでしまう

2人で過ごした楽しい思い出が、無意識のうちに頭の中を埋め尽くしてしまうのです。

思い出せば辛い気持ちになるのは分かっているのに、思い出してしまう。

主人公の彼を想う気持ちは誰にも受け止められずに心の中に漂い続けるのです。

あなただからこその感情

運命と言わざるを得ない出会い

70億にただ1つの
奇跡みたいな愛しい人

出典: 70億にただ1つの奇跡/作詞:たつや◎ 作曲:たつや◎

冒頭部分でも触れましたがこの歌詞からは溢れる愛が伝わってきます。

好きになった人なら誰でも良いわけではありません。

今まで好きになった人の中でもあなただけが私にとって特別な人だといっているのです。

人と人との出会いはいくつもの偶然が重なり合って生まれます。

人と人は簡単に巡り合うものではないのです。

そして偶然巡り合った2人がさらに恋に落ちる確率は相当低いものでしょう。

その出会いはまさしく運命のようなものなのです。

それほどまでに主人公は彼と出会えて良かったと、出会えたことが幸せなのだと想っています。

ここには人の愛するという気持ちの美しさを感じ取ることができるのです。