【ACCIDENT/MY FIRST STORY】タイトルの世界観を表現したトレーラー映像が見もの！

それでは映像について触れていきましょう。

妖艶な雰囲気を漂わせている美しい女性。

ソファでくつろぎつつも、どこか退屈な表情を浮かべている彼女、目の前のテレビ画面は何故か砂嵐…。

何とも言えないくらい不気味なシチュエーションです。

立ち上がったと思ったら突如バールでラジカセを粉砕し始めるし、めちゃくちゃ不安定…。

ラジカセの破壊で「lonely」から「ACCIDENT」へのタイトルチェンジを行うという演出が面白いですね。

そして映像内で血まみれの死体となって現れるマイファスのメンバー達。

その“死体”に飾りつけをしたりカメラで撮影したりと、猟奇的な行いをする彼女。

何だか「クリミナル・マインド」を観ている気分です。

落ち着いた姿勢を見せてるあたり、故意にメンバー達を殺めたのでしょう。

そしてクライマックス間近の短いフレームに現れる“ACCIDENT”の血文字。

そもそも“ACCIDENT”には、「事故」や「傷害」という意味の他に「不幸」や「災厄」といった意味も含まれています。

容姿端麗だけどサイコパスな女性に殺害された男達…。

このトレーラーでは、甘い誘惑(罠)に引っかかった男性達の“不幸な末路”を描いているのかもしれませんね。

“ACCIDENT(不幸)”とあるだけに、なかなかブラックな歌詞構成になっている本作。

Aメロでは、この歌の語り手である主人公の心情描写が表現されています。

“真っ黒な闇の中”とは一体何のことをいっているのでしょう。

過酷で理不尽な現実社会？多大なストレスで傷ついた心？

その正体について具体的に触れていませんが、この人物がネガティブな思想に取り憑かれるのは確かなようです。

そして“半透明に光った幻想”とは？

漆黒の闇のように暗く沈んでしまった主人公の心、その心を包み込む“幻想”。

“一人なら”と綴っているので少なくとも今の主人公は一人ぼっちではないはず。

もしかしたら、暗い心に差し込む“最愛の人の存在”を表現したものなのかもしれませんね。

“I wanna see right now(今すぐ見てみたい)”と書いてありますが、主人公は“何か”を渇望しているようです。

その光景を見るためだったら、過去のかけがえのない思い出達を失ってもいい。

黒い感情に囚われている主人公がそこまで欲するもの…。

もしかしたら“絶望”ともいえる現状を打破し、幸せな日々を送っている自分自身の姿を見てみたいのかもしれません。

“Blah”とは、要するに“たわ言”のこと。

「こんな願い、高望みだってことくらい分かっている、忘れてくれ」

そんなニュアンスにも感じ取れます。

不幸な道を辿るか、それとも輝かしい幸せな日々を手に入れるか。

誰だって幸せな将来を掴み取りたいと願うはず。

今の状態が堪えられないほどツライものならば尚更。

でも幸せになる可能性は1/2ではない。

第一希望の選択とは違った望まざる道を歩むことになったとしても、本人が最終的に幸せを感じ取ることができればそれでいい。

そう、幸せはどこにでも転がっている。

だからそんなに自分を追い詰めないで、もっと気楽に生きればいいんだ。

ここまで、ネガティブな言葉選びが印象的でしたが、このサビ部分でそんな前向きなメッセージ性を感じ取れました。

“Hi Five”とはハイタッチのことです。

両手を高く(High)上げ、誰かと喜びを分かち合う幸福のジェスチャー。

そして失敗とはサヨナラして明るく切り替えて前進していく。

幸せの大きさや形は様々。

そして幸せになれる権利とチャンスはいつでも自分の手の中にある。

でも自分の殻に籠って傷つくことや挑戦することから逃げていては、そんなチャンスも眠ったまま。

笑顔の絶えない充実した毎日を送りたいのなら、今すぐ行動を起こそう！

ここでは、自分を変えるきっかけを聴く者に訴えかけているように思えます。

いかがでしたか？

記事の終わりにマイファスの素敵な関連記事へのリンクを貼っておきますね！

アグレッシブなパフォーマンスに元気になれる歌声。

そんな魅力的な彼らの音楽性に触れてこれからの日々をもっと華やかなものにしちゃいましょう♪