ではこの曲のPVです。これはショートバージョンですが、彼の魅力がいっぱい詰まっています!
スパニッシュギターが心地よい
PVでは、「ガラスに囲まれた部屋の中=自分自身の聖域」という設定でスーツ姿の彼が歌います。やはり彼にはこういうフォーマルなスタイルがぴったり合います。
ジーンズのようなラフなスタイルも良いのですが、スーツ姿のようなフォーマルスタイルが彼には最も合っているように思います。
またこのPVには、実際に彼が愛用し大切にしている、靴、ギター、メガネ、カメラ、時計などの小物が多数登場。これはファンにとっても注目のPVですね。
それに加えて強調したいのがサウンド面の斬新さ。
このシングルは前作から2年ぶりというかなり久々のものでしたが、やはり彼は常に新鮮さを失っていません。
スパニッシュギターとスイングジャズを融合させた斬新なアレンジが、耳には心地良く響きます。
一方で女性のセリフ調の歌詞は、きわどくあくまでも衝撃的。メロディーとの歌詞の対比がこの曲を際立たせているように思います。
肌にまとわりついてくるかのような彼のボーカルは、女性の情念というものを上手く表現することに成功していますね。
こういうのは友人でもある桑田佳祐の影響も大きいと思わせます。
「聖域」とはなにか?
誰もが心に持っている
「聖域」の本来の意味は神聖な土地や地域という意味。「聖」という漢字があらわす通り、神や尊い物の場所という意味ですね。
そこから派生して、「手を触れてはならない場所」「侵してはならない領域」という意味を「聖域」という言葉は持ちます。この曲では、心の中にその「聖域」があると歌っています。
こう書くと、何か美しく触れ難いものが心にあるというイメージが浮かびますが、この曲ではちょっと違うんですね。
本来「聖域」という言葉は光輝く言葉。
それを黒革の手帳のようなシリアスで重いドラマの主題歌に持ってくるセンスが、やはり福山雅治の素晴らしさだと思います。こういうセンスの良さは本当に彼の持ち味ですね。
だからね あなたに教えてあげるわ
何人たりとも 冒せぬ聖域
愛とか 恋とか 攻めとか 受けとか
決めるのわたしだから
触るな
心に
出典: https://www.uta-net.com/song/235952/
触るな 心に
ラストの「触るな 心に」は突き放したセリフとも言えますが、その反面で、「触れてほしい」というデリケートな女性の心情を表しているのではないでしょうか。
こういう繊細な言葉の使い方は、福山雅治の最も得意とするところ。
2年ぶりの新曲で健在なところを見せてくれた福山雅治。これからも彼の作品が楽しみになりますね。
「聖域」、こころして聴いて見て下さい。
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