「自分で決めたことはやり抜くこと」が大切だと教わってきた人は多いでしょう。
しかしそれはそう簡単なことではありません。
例えばペットを飼うとき。
どうしてもペットが欲しくて親におねだりした。
いざ飼ってみると世話が面倒で投げ出したくなった。
そんな経験がある人もいると思います。
やりたいことから逃げるのは、少しの勇気が持てないからでしょう。
もう少し続けて頑張ってみようという気持ちがないと続けることができません。
その勇気を、この曲がくれるような気がするのです。
「野球じゃ三回の裏がまだ終わったばかり」
と励ましてくれた君がいた
他の誰でもない
僕しか自分に勝てない
でも1人じゃない 仲間がいる
この先のピンチはもう怖くない
出典: ドリームキャッチャー/作詞:ベリーグッドマン 作曲:ベリーグッドマン・GRP
ここでは「僕しか自分に勝てない」というフレーズが心に刺さります。
信じられるのは自分だけという意味でしょうか。
でもその直後に仲間の存在が目に入ります。
未来を怖れずに前に進めるのは「仲間」がいるから。
実は大切なのは「自分」よりも一緒に頑張る「仲間」だということかもしれません。
夢を追う途中は自分が一番頑張っているように感じます。
しかし自分が頑張れるのは、本当は「仲間」のおかげなのかもしれません。
1人では諦めてしまいそうな夢を一緒に追いかける仲間がいること。
それはとても素晴らしい青春だと思います。
冷静になって振り返ることは?
振り返って気づいた事がある
積み重ねた日々は無駄じゃないと
夢の数だけ流した涙
今日の笑顔のためにあった
出典: ドリームキャッチャー/作詞:ベリーグッドマン 作曲:ベリーグッドマン・GRP
がむしゃらに頑張っている最中は、目の前のことがよく見えないものです。
しかし夢が叶いそうになったとき、振り返ると楽しい思い出ばかりのような気がするのです。
今まで頑張ってきたからこそ見える景色がある。
きっと夢が叶ったときの景色は素晴らしく見晴らしの良いものなのでしょうね。
ここで主人公の夢が叶いそうなことが分かり、なんとなく心が温かくなります。
次は仲間へエールを送る!
「試合終了 その時まで諦めるな」
と励ませる人でありたい
他の誰でもない
君しか自分に勝てない
ほら手を繋ごう 仲間がいる
この先のチャンスを掴みにいこう
出典: ドリームキャッチャー/作詞:ベリーグッドマン 作曲:ベリーグッドマン・GRP
負けそうな試合でも、最後まで頑張る姿は美しいものです。
例え監督でも負け試合を最後まで諦めるなと心から言える人はあまりいません。
そんな中、主人公は今度は「仲間」に向かって「最後まで諦めるな」と伝えるのです。
ここでの主人公は「君」という仲間。
今までの主人公は、となりで頑張る仲間にエールを送ります。
自分がしてもらったのと同じように仲間を励しながら夢に向かう姿に胸を打たれます。
「夢を夢のままで終わらせない」
今日も仲間と ともに誓った
何度も何度も乗り越えてきたから
この先も大丈夫
出典: ドリームキャッチャー/作詞:ベリーグッドマン 作曲:ベリーグッドマン・GRP
仲間にエールを送りながら、だんだんと自信がみなぎってくる様子が描かれています。
頑張っている姿は伝染してゆくものなのかもしれません。
嬉しいときも辛いときも、どんなときでも一緒に頑張ってきた仲間がいる。
これはどんなにか心強いものなのでしょう。
たくさんの経験と共に、未来への不安がどんどんと薄れていきます。
辛いできごとを乗り越える人とは?
心ない言葉に傷ついて
「もうどうでもいい。」と逃げ出した日も
変わらずそっと見守ってくれた
そんな君と見たい夢があるから
出典: ドリームキャッチャー/作詞:ベリーグッドマン 作曲:ベリーグッドマン・GRP
どうしても「心ない言葉」を口に出す人はいます。
これは誰にも変えることはできません。
しかし、このような言葉をどのように受け止め前に進むか。
それが問題なのです。
そんなときは、心を癒してくれる存在が必要です。
音楽が心を癒してくれることもあれば、家族が心を癒してくれることもあるでしょう。
傷ついた主人公の心を癒してくれたのは、他でもない「仲間」でした。
ピンチのときも側にいて、ただ見守っていてくれた。
何も言わなくてもいいから側にいてくれる。
これほど心を癒すことはないのではないでしょうか。
この曲の主人公は青春真っ只中。そしてとても幸せ者ですね。
きっとこれから先もずっと、心の中にこの青春時代の思い出が深く刻まれてゆくのでしょう。
夢は必ず掴める!
夢を掴む日まで
出典: ドリームキャッチャー/作詞:ベリーグッドマン 作曲:ベリーグッドマン・GRP
何度かサビが繰り返され、最後はこのフレーズで終わります。
主人公は夢を追っている道の途中。まだ夢を掴んではいないようです。
しかし大切な仲間がとなりで頑張っている限り、この曲の主人公は夢を諦めることはないでしょう。
そう、夢をキャッチするその日まで。