しかし、いざ辿り着いた東京という街は理想とは違っていました。
巨大な建物が多く、空を遮るものばかりです。流れるように歩いていく人混みに不安を掻き立てられます。
そこに広がっているのはこれまでに見たことのない景色です。
圧倒されて、これまで抱いてきた大きな夢は自分の奥底に沈んでしまうのです。
進むしかない、そう分かっていてもその思いを遮る、強い圧力を感じてしまうのです。
ありがとう ずっとこの想い胸に溢れ続ける
不安や悲しみ大きな壁も きっと乗り越えられる
出典: ありがとうForever…/作詞:MARIYA NISHIUCHI 作曲:MARIYA NISHIUCHI
それでも希望を捨てず、乗り越えてきました。その先で伝えたい言葉は”ありがとう”です。
一人で生きていくことは出来ず、家族、友人、先輩、ファンの方など沢山の人に支えられてきました。
そんな沢山の支えがあったからこそ、今の自分があります。それが分かっているからこそちゃんと自分の口から感謝を伝えたかったのでしょう。
これからも”不安、悲しみ、大きな壁”が立ちはだかると思いますが、自分一人の力じゃなく皆がついているから乗り越えていけるのです。
奇跡のようなあの瞬間に
出会えたあなたに伝えたい
ありがとう これからもよろしくね
同じ時間(とき)を過ごしたくて Forever…
出典: ありがとうForever…/作詞:MARIYA NISHIUCHI 作曲:MARIYA NISHIUCHI
今自分がここに立っていること、ファンの方と巡り会えたこと、素晴らしい景色が見られたこと。
全てが奇跡の連続です。だからこそそんな奇跡に”ありがとう”を伝えたのでしょう。
自分が辛い時は支えてもらい、誰かがきついと感じているときは自分が支える。
そうやってこれからも沢山の力を与えながら、支えてもらいながら生きていくのです。
一秒一秒が大切な一度の人生だから
時につまづいたっていい、
思い切り泣いたっていい
ゆっくり 顔を上げて
出典: ありがとうForever…/作詞:MARIYA NISHIUCHI 作曲:MARIYA NISHIUCHI
誰だった、失敗せずにずっと上手くやっていけるわけではありません。
挫けてしまうのだって当たり前です。すぐに立ち直ることが出来なくても構いません。
自分は自分で人は人です。自分のペースでゆっくりと、また前に進み始めれば良いのです。
何があったって立ち上がり ふたりで乗り越えて行こうよ
一ページずつ物語がほら 生まれていくよ
奇跡のようなあの瞬間に
出逢えたあなたに伝えたい
ありがとう これからもよろしくね
同じ時間(とき)を過ごしたくて
この想いを届けたくて Forever…
出典: ありがとうForever…/作詞:MARIYA NISHIUCHI 作曲:MARIYA NISHIUCHI
どんなことだって乗り越えられます。
辛いことがあったとしても、後から振り返ってみればどれもきっと良い思い出になります。
だからこそ、楽しくも、辛くも感じるこの奇跡を歩んでいきます。
”ふたり”
ラストサビでは”ふたり”という歌詞があります。
この曲は誰か1人に向けて作られた楽曲ではありません。支えてくれた沢山の人に対して歌った楽曲です。
そんな中で”ふたり”という言葉が使われているので、聴く側はちゃんと当事者として聴くことができるのではないでしょうか。
終わりに
いかがだったでしょうか。西内まりやさんの「ありがとうForever…」について紹介させて頂きました。
西内まりやさんの等身大の歌詞がとても響いてくる楽曲だったと思います。
悲しいことに最近では引退騒動が騒がれることがありました。
正しい情報は分かりませんが、自身で作ったこの楽曲はいつまでも西内まりやさんを支えてくれる、原点のような楽曲だと思います。
今はメディアに顔を出すことがないようですが、またテレビで元気な姿を観られればと思います。
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