なんやろこの気持ち 熱でもあるんかな
なんやろこの気持ちは 胸がぎゅっと痛なるんよ
出典: あかん/作詞:ティーナ・カリーナ 作曲:ティーナ・カリーナ、nakaokaan
人を本気で好きになる感覚というのは、自分でもよくわからないもの。
理由を問われても答えられなかったりしますよね。
彼のことを考えてボーっとしてしまう様子、胸が苦しくなる描写がこの部分ではされています。
理由はわからなくてもそういった感覚が、そのことに間違いがないことを物語りますね。
寝ても覚めても あんたの事 考えてる自分がきしょくわるいわ
しょーもない男とわかってても そんなあんたをほっとかれへんよ
出典: あかん/作詞:ティーナ・カリーナ 作曲:ティーナ・カリーナ、nakaokaan
彼は周りから見れば決して恋人としてオススメ出来るような人ではないようですね。
でも好きになってしまったら、相手が何者であるかなんて関係ありません。
女性は現実的だと言いますが、こういった女性もたくさん居ることを考えるとその限りではないように思わされますね。
わかっていても止められない
あかん あかん あかん あかん
ボロボロになんのは目に見えてるやんか
あかん あかん あかん あかん
本気にはなったら あかん あかんよ
出典: あかん/作詞:ティーナ・カリーナ 作曲:ティーナ・カリーナ、nakaokaan
「あかん」という言葉は「こんな人好きになってしまったらあかん」という心の声。
好きになったら関係ないとは言っても、心のどこかではこれじゃ幸せになれないとわかっているものです。
わかっているからこそ、歯止めが効かないその気持ちに切なさが募るのですね。
彼を好きになってはいけない理由
嘘をつくのが下手くそやね 思ってもないこと言わんといてよ
あんたが求める事全部 嫌と言えへんの知ってるやろ
出典: あかん/作詞:ティーナ・カリーナ 作曲:ティーナ・カリーナ、nakaokaan
何をもって彼のことを好きになってはいけないのか。
その理由は2番の歌詞から垣間見ることができます。
それは彼が嘘をつく人だから。
そしてその嘘も長く連れ添った主人公にはもはやお見通しです。
問題なのは主人公が彼の頼みは嘘だとわかっていても断れないということ。
自分のことが好きで、なんでも受け入れてしまう主人公を彼が上手く利用している状況が目に浮かびます。
こんな関係を続けていては彼のためにもならないし、主人公自身も幸せになれないでしょう。
それでも好きなものは好きなんです。恋愛には理性では計れない部分があるのですね。
その行為に愛はあったのか
なんで 抱きしめてくれたん?
なんで キスをしてくれたん?
なんで 忘れさせてくれへんのよ?
会いに行きたい 声がききたい
あたしだけ見てて欲しい
出典: あかん/作詞:ティーナ・カリーナ 作曲:ティーナ・カリーナ、nakaokaan
そして切なさに拍車をかけるのはCメロ。
彼が抱きしめてくれたり、キスしてくれたのはどうしてなのか。
それが自分を利用するためだとしたら…そんな想いが主人公の頭をかすめます。
その行為には愛があったのではないかという淡い期待のようなものも感じますね。
そして「忘れなきゃいけない」「忘れられない」という相反する気持ちが複雑に絡み合って「なんで忘れさせてくれへんのよ?」という言葉に。
最終的に何を言っても「好き」だという気持ちに適う理由などないのです。
この後に続く「あかん」も、はっきりしたその理由も相まって胸に迫るものとなっていますよ。
現在は?
「あかん」の再ブレイクからも早2年経った2018年現在、ティーナはいかに過ごしているのでしょうか。
相変わらずメディアへの露出は少ないのですが、今は彼女なりの音楽の在り方を追求しているようですよ。
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