「C7」の歌詞では、ぜひ登場する色にも注目したいところ。
歌詞には、「青いカンカン」「赤いギター」「赤い秒針」が登場します。
「コーヒーの青いカンカン」は、コーヒーの缶のこと、「赤いギター」は「あなた」が持っているギターのこと。
彼が飲んだコーヒーの缶、彼の持ち物である赤いギター。そして、彼との時を終わらせてしまう「赤い秒針」。
それぞれが特徴的な色を持つことで、より情景が脳裏に浮かびやすくなりますね。
曲名はギターコードの「C7」
では、「C7」というのはどういう意味なのでしょうか。
これは、ギターコードの「C7」を示しています。
たまにあたしは 真似してギターをかかえて
C7を押さえるあなたの指思い出そうとする
出典: C7/作詞:浜田亜紀子 作曲:中島優美
歌詞の最後、一度だけ登場する「C7」というワード。
C7は、ギターを弾く上で一番初歩的なコードであり、ピアノの和音でいうと「ドミソ」にあたります。
初歩的なコードだけど、ギターを弾かない「あたし」にとっては彼がよく奏でていた大事なコード。
最後の歌詞には、彼と別れてしまった後の「あたし」の心情が描かれていることが分かりますね。
C7のコードは使われていない
実はこの「C7」、タイトルにも歌詞にも「C7」と入っているのに、実際のコード進行では使われていないのがポイント。
C7のコードを使用しないことで、曲中に登場する「C7」というワードの意味がさらに深いものに変わりますね。
「C7」はアルバムでも聴ける?
切ない歌詞が印象深いGO!GO!7188のナンバー「C7」。
2001年にシングルの表題曲として発売されましたが、その後にリリースされたアルバムでも聴くことができます。
収録されているのは、シングルと同じく2001年に発売された2ndアルバム『魚磔』。
ほか、2006年にリリースされたGO!GO!7188初のベストアルバム『ベスト・オブ・ゴー!ゴー!』にも収録されています。
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