人に対して
また会う日のために
さよならするときは 目を見て言うのよ
出典: 歌を歌うときは/作詞:星野源 作曲:星野源
ライブ会場の終わりでなくても人と会う限り、さよならをする場面は訪れます。
それが永遠のお別れなのか、明日また会えるのかはわかりませんが、必ず目を見て”言う”のです。
さようなら、じゃあね、また会いましょう。言葉はその時々で違いますが、必ず言葉にするのです。
ライブのトリを飾ることもある「Hello Song」という楽曲では「笑顔で会いましょう」という歌詞で締め括られます。
大きな会場でさよならする時、きっとお客さん全員の目を見ることはできないでしょう。
ですが、星野源さんの心の中ではきっと相手の目を見ながら言葉に気持ちを込めているのでしょう。
気持ちを強く相手に伝えるために
好きだと言うときは 笑顔で言うのよ
出典: 歌を歌う時は/作詞:星野源 作曲:星野源
好きだと伝えるなら、声に出せば伝えられます。
その気持ちをもっと強く伝えるなら、"笑顔"で言うのです。声だけでなく表情を使って相手に本当に好きな気持ちを伝えるのです。
好きなことを話す時は、好きな人にその思いを伝える時、自然と笑顔になっている人もいるでしょう。
近い言葉で思いを届ける
いい言葉が見つからないときは
近い言葉でもいいから
好きだと言うときは 笑顔で言うのよ
さよならするときは 目を見て言うのよ
出典: 歌を歌うときは/作詞:星野源 作曲:星野源
言葉は思いを伝えるためのベストな表現と思われているかもしれませんが、星野源さんはベターな表現だと考えているのでしょう。
言葉は万能ではありません。自分が思ったこと、感じたことを言葉に変換して表現しているからです。
切なくて辛いけど少し嬉しいというような様々な思いが混じって、うまく気持ちを説明できないこともあります。
全く違う言葉で比喩してみたりして、近い言葉を探しながら伝えればいいのです。
100%の思いを伝えることはできませんが、目を見たり、笑顔になったりしながらできるだけ思いを100%に近い状態にするのです。
星野源さんのライブを見て多くの人が、歌を届けたいんだろうという思いを受け取っています。
星野源を表す真面目という姿勢
最高のライブを届けるために
歌を歌うときは 背筋を伸ばすのよ
思い伝えるには 真面目にやるのよ
出典: 歌を歌うときは/作詞:星野源 作曲:星野源
ラジオなどで「真面目に馬鹿なことをやりたい」とよく口にしています。
ライブを真面目にやるのは当たり前です。ですが歌以外にもどんなことにも全力で、真面目にやればきっと周りの人にもその思いは届きます。
布施明さんの物真似をしたり、復帰ライブでナースの女性をライブ会場に連れてステージを歩いたり。テレビではコントにも挑戦しました。
お客さんに「馬鹿だなぁ」と思われても、全力で馬鹿をやっていることはきちんと伝わります。
"真面目"というものが星野源さんを表す大きな特徴になっていうように思います。
決意表明最後の言葉
決意表明として歌ってきたこの曲目の歌詞も最後になります。
ここまでの言葉は誰かに対して語っているようにも取れました。
ですが、最後に出てくるしっとりとしたこの言葉は星野源さんが自分自身の心に確かめているように思います。
ライブ本編がいよいよ始まるというところに立って、自分の気持ちをもう一度整理している絵が浮かんできますね。