「痛快ウキウキ通り」ってどんな楽曲?
リリースは?売り上げは?
「痛快ウキウキ通り」がリリースされたのは1995年12月20日。
歌詞の中にクリスマスの内容が出てくるだけに、発売日は季節的にかなりタイムリーな感じでした。
当時、小沢健二の人気は右肩上がりという状況だったので、「痛快ウキウキ通り」のシングルも27.8万枚を売り上げるスマッシュヒットとなりました。
1995年当時の「COUNT DOWN TV(TBS系)」のオープニングテーマにタイアップされたこともあって、ロングヒットになった作品でもありました。
「痛快ウキウキ通り」にまつわる逸話
後述で「痛快ウキウキ通り」の歌詞については詳しくお伝えしますが、この楽曲の歌詞の中には“プラダの靴”という特定企業の商品が入っているんですよね。
これがNHKでは歌えなくて、1996年当時放送されていた歌番組(ポップジャム)で、この部分の歌詞が“キレイな靴が~”と置き換えられました。
この件は、ファンの間で有名な逸話となっています。
ただ、この歌詞に変えて歌ったことで、何だか妙に盛り上がって、ステージ自体はとっても面白かった記憶が筆者にはあります。
楽曲のMVはこちら
「痛快ウキウキ通り」の歌詞を知りたい!
楽曲の雰囲気と冒頭だけ聴いていると“なんてハッピーな恋愛ソング!”と思われる「痛快ウキウキ通り」。
実際に、この曲はハッピーな恋の歌だと思って、この曲が好き!といっている人も多いそうです。
しかし、実際に歌詞を読み解くとそこには思いもよらぬ事実が……?
まるで喜劇を見ているような歌詞の展開をぜひ楽しんでみてください!
なんだかとっても“リア充”な冒頭!
プラダの靴が欲しいの そんな君の願いを叶えるため
マフラーを巻いて 街へ出て
恥ずかしいながらもウキウキ通りを行ったり来たり
出典: https://twitter.com/bot_prosciutto/status/18365831185
彼女に“プラダの靴が欲しい!”と言われてプレゼントしようと出かける彼。
ここを見ていると、大変可愛らしい恋人たちの姿が目に浮かびます。
この部分の歌詞だけを真に受けると、彼は彼女のことが大好きなんだな~ということしか考えられませんよね。
喜びを他の誰かと分かりあう!
それだけがこの世の中を熱くする!
降りしきる 雪の中 肝心かなめの夜はまだ
クラクション鳴らして車が走ってく
出典: https://twitter.com/bot_prosciutto/status/18365831185
“喜びを他の誰かと分かりあう”という言葉は、“自分のプレゼントで喜ぶ彼女!そのことがハッピー!”と言っているようにしか思えません。
彼女の喜ぶ顔を見たくて、雪がたくさん降る中を、車にクラクション鳴らされながらも歩く、そんな彼の様子が目に浮かびます。
そう、ここまでは幸せな恋人の歌だと思えるんです!しかし、次の歌詞から何だか様子が違う気がしてくるのです…。
あれ?“ポーギーとベス”って…
“ポーギーとベス”の流れる 喫茶店で1人ワインを飲んで
酔っぱらってしまった! こんなハズじゃなかった!
急いで外出りゃ 街に光るのはネオンサイン
出典: https://twitter.com/alsinceke/status/798857240341905408