嫌なことや辛いことがあったら、音楽に乗って踊れば良いのです。

夢中で踊っていれば、苦しい気持ちも忘れられます。

それで夜…つまり辛い期間をやり過ごしましょう!

目と目が合って、さらに声も耳に届いていれば、どんなに離れていても一緒に踊ることができるのです。

元気づけてくれる人と一緒に楽しいことをすれば、この先にある闇だってなんてことはありません。

星と星を繋いで

辛い時間とも、絶望の期間とも呼べるのがという時間です。

しかし夜は「夢を見る時間」とも呼べます。

夢は現実ではありえないことを実現してくれるもの。

なかなか見つけることのできない「君」に会いに行くことだってできるかもしれません。

暗闇の中で見つかるものは、悪いものばかりではない筈です。

合図をちょうだい

夢の中に会いに行こう
醒めない夢の途中で君が手挙げたなら
ずっとその手掴んで離しはしないぜ
笑ってみせてよ

出典: スターマーカー/作詞:谷口鮪 作曲:谷口鮪

将来の目標という「夢」もありますが、夜に見るのもまた「夢」となります。

夢の中なら、暗闇の中にいる人に会いに行くことも十分可能です。

現実ではない精神の狭間で合図をくれるなら、主人公はどこからだって駆けつけられます。

駆けつけた時に見たいのは「君」の笑顔。

「君」を笑わせることが主人公の宿命であり、願いなのです。

未来は多くの選択肢で溢れている

たったひとつだけ
願ってるんだいつだって
最低な夜を抜けて
見違い 勘違い 間違いじゃなくって
心から笑えるように
たった一度だけ 一瞬のきらめきだけ
そんなやわな祈りじゃない
段違いに信じたい 飛び越えてもう一回
狭んでく君の視界を 僕らの世界を広く

出典: スターマーカー/作詞:谷口鮪 作曲:谷口鮪

「君」が一瞬でも本当に笑ってくれるようにする。

主人公はそれだけのために、暗闇にまで「君」を探しにきていました。

なかなかできることではないでしょう。

人は本能的に暗闇を恐れるものだからです。

断固たる意志というものでしょうか。

浮かべる笑顔は、流れ星のようなほんの一瞬のものだったとしてもかまいません。

「心から笑える」ということは、絶望の闇から抜け出した証拠なのです。

歌詞は全体を通して「君」を絶望から救い出すことがすなわち、「君を笑わせること」に直結していました。

この段階では「君」はまだ闇の中にいます。

絶望の最中にいる人間は、視野がどんどん狭くなってしまうことが多いです。

たとえばブラック企業に勤めている人が、「辛いけれど頑張らなきゃ」となってしまう話ってよくあります。

そういった人は目の前の辛いことに精一杯になり過ぎているのです。

そのため視野が狭くなり、「休む」とか「会社を辞める」という選択肢が見えなくなっていきます。

「君」はそれと同じ状況なのではないでしょうか。

しかし主人公はそんな相手を「絶対救える」と信じ続けていました。

目を覚まさせるため、主人公は沢山の選択肢がある「僕らの世界」をより広くしようとします。

「君」には自分が見えている以上の選択肢がある、ということを教えているのではないでしょうか。

その中には必ず、明るい未来につながるものがある筈です。

「スターマーカー」は誰のための曲?

「スターマーカー」は辛い状況下に置かれた人を救おうとする主人公歌詞でした。

未来には色とりどりの選択肢があるという、希望をもたらしてくれる言葉も並んでいます。

それはいわば「未来は変えられる」という意味にもなるのです。

『僕のヒーローアカデミア』に繋がるものがありますね。

未来の選択肢を提示していた主人公は、KANA-BOONとも解釈できるのではないでしょうか。

だとしたら、「君」とは「スターマーカー」を聴くすべてのリスナーなのかもしれません。

つまり、「スターマーカー」はこの曲を聴く人のために歌われる曲なのです。

KANA-BOONからの応援歌

KANA-BOON【スターマーカー】歌詞の意味を徹底解説!流れ星は何の例え?主人公が願っている事とはの画像

「スターマーカー」の歌詞について解説しました。

今の時代、なかなか希望を見出すことが難しい社会です。

だからといって、それで破滅の未来しかないというわけでもありません。

必ず未来は変えることができます。

そして未来を変えるのは自分自身であり、自分次第です。

これって当たり前のように聞こえますが、視野が狭くなってしまうと見えない部分にもなります。

実際改めて、主人公は「こんな選択肢もあるんだよ」と教えてくれていました。

そのメッセージこそが、「スターマーカー」を聴く人に伝えたい思いだったのでしょう。

今の社会に疲れてしまった人の視野を広げる、そんな曲なのではないでしょうか。

ロックバンドKANA-BOONのメジャー7枚目のシングル「ダイバー」。2015年8月5日にKi/oon Musicから発売されました。この曲は漫画「NARUTO」の劇場版最新作「BORUTO」の主題歌であり、その歌詞とキャラクターとの密接な関係が思い浮かぶものになっています。

KANA-BOON人気を押し上げた代表曲の一つが「ダイバー」です。

映画『BORUTO』の主題歌になった曲で、この曲でKANA-BOONを知った人もいるのではないでしょうか。

作品の世界観と密接した歌詞は必見です!

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