変えられない過去に色を塗っていく
きっと未来七色 片手にパレット
笑ってみせてよ
出典: スターマーカー/作詞:谷口鮪 作曲:谷口鮪
一度過ぎ去った過去は変えることができません。
紙に塗った絵具の色を消すことができないのと同じです。
無かったことにするのは不可能でしょう。
しかし、色は変えられなくても上から別の色を塗ることはできます。
未来は自分次第で、どんな色にもなり得るのです。
「君」の過去は真っ黒だったかもしれません。
それでも、だからといってこの先も深い闇の色に彩られるとは限らないのですから。
未来に進む自分の手には、未来を彩る「パレット」を既に持っています。
自分の力でどうとでもなるのなら、諦めたり希望を捨てたりする必要もありません。
「まだまだ可能性はある」と笑っていられます。
星の灯り
たったひとつだけ
願ってるんだ いつだって
最低な夜を抜けて
点と点線で繋ぐ
それぞれの星に灯るライト オールライト
出典: スターマーカー/作詞:谷口鮪 作曲:谷口鮪
どんなに辛い状況でも、毎日が絶望しかない夜だったとしても。
どこかに小さな良いことは必ず起こっている筈です。
それらは希望を見出す星となり、「これからはこうなりたい」という願いに昇華させます。
良いことはぽつぽつと点在するだけに過ぎなくても、繋げていけば一つの星座になるでしょう。
星座ができた時、「自分が思っていたほど悪いことばかりではなかったんだ」と気付くことができます。
暗闇の中に輝く星座は、その人にとって希望の象徴となるのです。
光を放つ星は、心の中を照らす灯りにもなります。
希望へ
打ちひしがれ切った中から希望を見出して抜け出すのも、簡単なことではありません。
ましてや自分の大切な人がその絶望の中に沈んでいたとしたら、もっと大変でしょう。
自分で自分を変えることはできても、他人を変えることはほぼ不可能だからです。
せめて他人を導くことはできますが、それすら茨の道となります。
それでも主人公は諦めませんでした。
「君」を救うために手を伸ばします。
君はどこにいるの
暗闇の中で
どれくらい暗い深い真夜中に潜れば君に出会えるか
同じ分だけの寂しがり 強がりの迷路の中で
出典: スターマーカー/作詞:谷口鮪 作曲:谷口鮪
絶望という名の真っ暗な世界。
その中のどこかに「君」がいるようです。
主人公は暗闇の中を探していますが、絶望というのは際限がありません。
灯りがない分、どこに何があるのかすら分からないでしょう。
しかも絶望の種類の数だけ道も分かれているから、きりがないのです。
潜れば潜る程、寂しさや意固地という負の感情が見えてきます。
どの感情の中に「君」はいるのでしょうか。
主人公は闇の中の迷路をひたすら進んでいきます。
探し物は君
右左間違い また戻って進め
きっと曲がり角で 坂登った先で 見つけてみせるよ
出典: スターマーカー/作詞:谷口鮪 作曲:谷口鮪
迷路で行き止まりに行きつくのはよくあることです。
行き止まりなら戻って別の道を探しましょう。
星の灯りすらないので「君」がどこにいるのか、主人公には見当もつきません。
それでも主人公を突き動かしているのは、絶対に「君」を見つけるという確固たる意志といえます。
一晩中踊ろう
たったひとつでも
構わないさいつだって
最低な夜を抜けて
目と目 耳と声 繋ぐダンスフロアで
踊ろう さぁ夜が明けるまで
出典: スターマーカー/作詞:谷口鮪 作曲:谷口鮪