家入レオ【Prime Numbers】MVの内容を解説！証明写真機の中で繰り広げられるドラマに注目！

彼女が出逢ったのは自分と同じように孤独で孤立した人でした。

素数同士の恋が上手くいかないのは必然だと歌っているのです。

MVの中の彼女は自分自身について理解していたということなのでしょう。

だけど自分は素数だから孤独なのは仕方がない、と割り切ることができないのは当然です。

証明写真機から出てきた写真の彼女はきっと深い孤独を纏っていたのではないでしょうか。

サビの終わりの部分に一瞬だけ夜の街をひとりで歩いていく男性の後ろ姿が映し出されます。

たぶん一緒に写真に写っていた人なのでしょう。

去っていく彼もまた彼女と同じように孤独を纏った素数なのです。

最後まで切ない内容ですが、そうなるのも必然かもしれません。

曲の内容が家入レオの本質的なところとリンクしているので、孤独をイメージさせるMVになったのでしょう。

「Prime Numbers」は彼女が松任谷由実の言葉をきっかけに自分自身と向き合ったことで生まれました。

この曲が主題歌に使われたドラマ『緊急取調室』の主演、天海祐希も凛とした雰囲気を持った女優です。

取調室という閉ざされた空間で容疑者と対峙する彼女と、狭い証明写真機の中でカメラと向き合う家入レオ。

このシチュエーションにもどこか共通したものがあるように思います。

凛とした雰囲気と背中合わせの孤独。

そんな組み合わせが切ない「Prime Numbers」のMVでした。

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