JUJUの名曲

【つよがり/JUJU】素直にそばにいてと伝えられたら...女性の複雑な心境を描く歌詞の意味を解釈!の画像

『つよがり』

さて、今回はJUJUさんの数々の名曲の中から『つよがり』を皆さんにご紹介していきたいと思います。

『つよがり』は、2011年にJUJUさんの4枚目のオリジナルアルバムとして発売された『YOU』の中に収録されたナンバーです。

JUJUさんと言えば、とても女性らしくセクシーで、様々なジャンルの域を超え、無限の可能性を秘めたその歌声に多くの方が心打たれることと思います。

今回ご紹介する『つよがり』は、主人公(女性)が男性に向けた歌ですが、愛するが故の切ない想いや、溢れてしまいそうな愛情がどっぷりと伝わってくるような歌詞です。

普通の人が歌ったら軽くて、深みを感じることもないことと思いますが、JUJUさんだからこそ、伝わる感情があります。

ここで、JUJUさんの『つよがり』を動画にてご覧頂きたいのですが、見つけることができませんでしたので、違う曲にはなりますが、まずはJUJUさんの歌声をお聴き頂きたいと思います。

『つよがり』が収録されているアルバムのタイトルでもある『YOU』と同タイトルの曲『YOU』にてJUJUさんの歌声をお聴き下さい。

JUJUさんの歌声はいかがでしたでしょうか?

何と言っても抜群の歌唱力については言うまでもありません。

他の誰にも真似できない、JUJUさんならではのしっとりとした深みのある声が聴いていてとても心地いいですね。

少しばかり、お酒を嗜みながら大人の時間を楽しむ時に、是非とも聴きたい歌声かと思います。

さて、JUJUさんの歌声をお聴き頂いたところで、『つよがり』の詳細を見ていきましょう。

『つよがり』の歌詞の意味を考えてみよう!

【つよがり/JUJU】素直にそばにいてと伝えられたら...女性の複雑な心境を描く歌詞の意味を解釈!の画像

伝えることのできない切ない想い

なんとなくわかってたけど 確かめられずにいた
時が流れるだけでも 心の色はかわるの?
「もう少しそばにいて…」 
素直に声にできたら明日を二人で作っていけるのかな
そんな不安を 胸にしまって

出典: つよがり/作詞:高木洋一郎 作曲:高木洋一郎、亀田誠治

では、まずは『つよがり』の歌詞をその意味を解釈しながら見ていきましょう。

歌い出しの歌詞の部分からです。

愛する人に対して、素直になれない美しくも切ない女心がよく表れている部分です。

薄々彼の冷めた感情に気が付いてしまって、それを直視できず不安な時間を過ごしているのがよく分かります。

二人が同じ気持ちだった時もあったとは思いますが、今は明らかに主人公の方の想いが強いのでしょう。

そんな二人の気持ちのアンバランスさに不安になり、憂鬱な気持ちを表現したこの歌詞に共感される方も多いことと思います。

素直に想いを伝えることができれば…。

そうすれば、別の未来が待っているのかもと淡い期待をしつつも、実際はそうできずにいるもどかしい想いもうまく表現されています。

こんな想いがずっしりと詰まった切ない歌詞を、JUJUさんのしっとりとした声が余計にその雰囲気を強めるように感じます。

まさに、才能ですね。

その情景が頭にしっかりと浮かび、まるでMVでも観ているかのような気持ちにさえなります。

愛しすぎて…。

あなたに伝えたい
想いが溢れだしそうで
あなたの笑顔と引き換えの痛みなら受け入れるよ 
つよがりでもいいよね

出典: つよがり/作詞:高木洋一郎 作曲:高木洋一郎、亀田誠治

続いては1番のサビの歌詞です。

彼を愛しすぎて、彼に嫌われることも、彼の重荷になる勇気もないといった様子です。

それでも、あなたが笑顔でいることができるのなら、それは我慢しようといった気持ちを表現しています。

彼が笑顔でいられるなら、そうやってつよがってもいいよねと自分自身を慰めるような歌詞です。

切ない女心をうまく表現した、胸が痛くなるような歌詞です。

この主人公と同じような経験をされた方、されている方、沢山いらっしゃるのではないでしょうか?

こんな切なくて辛い恋なら、いっそやめてしまった方がいい!

なんて意見もありますが、こうして誰かの為を想って、自分自身がその痛みに耐えるなんてそうそうできることではありません。

愛するが故なんですね。

こんなにも人を愛せるなんてある意味幸せですよね。

大人の女性の切ない恋心

愛しさが募ってくほど 臆病になっていた
すんなり言葉になるほど まだ強くなれなくて
「いつもそばにいて…」
心では繰り返してる 人恋しい夜も新しい朝にも
手をつないでいれたらいいのに

出典: つよがり/作詞:高木洋一郎 作曲:高木洋一郎、亀田誠治

続いては、2番の歌いだしの歌詞です。

愛しさが増す一方で、自分自身の感情を押し殺している様子がよく分かります。

『いつもそばにいて』と想う、愛する人がいるなら誰れでも抱くであろうシンプルな感情がとても切なく胸に響くフレーズです。

主人公は、そんな単純な想いすらも伝えることができずにいるようです。

愛する人と、夜を越えて新しい朝を迎えられたらどれだけ幸せなことでしょう。

でも、そうしたいという想いも伝えることができずに耐え忍んでいるといった感じなのでしょう。

JUJUさんの歌声が、大人の女性の潤しく美しくも切ない想いを、まるで形として目に見えるかのようにその縁取りをはっきりとなぞるようです。

二人の関係の変化

あなたが見ている 明日の向こうに浮かび上がる違う景色
二人で話したあの日の未来図は
描き変わってしまったの?
もう戻れないの?

出典: つよがり/作詞:高木洋一郎 作曲:高木洋一郎、亀田誠治

こちらの歌詞から、その意味を読みとっていくと、どうやら二人の関係が、現在と過去で変化していることが分かります。

恐らく、前はもっと明るい未来を見ることができたという意味なのでしょう。

そして、その頃に戻りたいというひたむきな想いがひしひしと伝わってきます。

まさに、恋をする女心を丸ごとストレートに表現したようなフレーズです。

女心が分からないと思われる男性には是非ともこの曲を今一度聞いて頂きたいなと思います。