注目してほしいのは、自分が作った作品。
こんなに素晴らしい曲を聴かないなんて、お前たちは狂っている。
この場面では、このような意味が込められています。
それほどこの楽曲に込められた思いが強いのだと読み取ることができるでしょう。
薬物依存やアルコール依存を連想させる言葉も多い
pass the Courvoisi' (コニャックを持って来て)
In AA with an AK, melee, finna set it like a playdate
(AAにAKを持ち込んで、遊んでいるみたいに)
出典: Godzilla/作詞:M Mathers, L. Resto, D. Doman, J. Higgins, A. Villasana 作曲:M Mathers, L. Resto, D. Doman, J. Higgins, A. Villasana
1行目の「Courvoisi'(コンボアジェ)」とは、フランス産のコニャックのことです。
2行目にある「AA」とはアルコールを飲まずにいられるように治療を助ける団体のこと。
この場所で「銃をおもちゃみたいにして暴れる」と彼は言っているのです。
上記にあった「アルコール依存症」について、彼は治そうと努力をしていたことがわかります。
しかし、彼にはまだ闘っている相手がいるのです。
その相手については後半の部分で明らかになります。
サビ部分
怪獣の正体とは
You get in my way, I'ma feed you to the monster
(あなたは私の道を塞いだ、怪獣に餌を)
I'm normal during the day, but at night, turn to a monster
(昼間は普通、しかし夜は、怪獣になる)
出典: Godzilla/作詞:M Mathers, L. Resto, D. Doman, J. Higgins, A. Villasana 作曲:M Mathers, L. Resto, D. Doman, J. Higgins, A. Villasana
上記で謎のままだった「怪獣」の正体。
それは自分自身だったのです。
1行目にある歌詞では「俺の邪魔をするような存在は俺が食べてやる」というような意味を持ちます。
これは、上記「これに注目」を指しているのでしょう。
そして自分自身の中にある怪獣について、2行目で述べています。
その怪獣は「夜」にしか現れないようです。
そのため、彼がお酒を飲んでいるような時間帯だということでしょう。
俺は悪者みたいになってしまう
When the moon shines like Ice Road Truckers
(月がアイスロード・トラッカーズみたいに輝く)
I look like a villain outta those blockbusters
(私はブラックバスターに捕らえられる悪者)
出典: Godzilla/作詞:M Mathers, L. Resto, D. Doman, J. Higgins, A. Villasana 作曲:M Mathers, L. Resto, D. Doman, J. Higgins, A. Villasana
1行目は米テレビで放送されたノンフィクション番組のことです。
2行目の歌詞は「ベストセラー」を意味しています。
これは、世の中にたくさんある素晴らしい作品に自分の作品が負けてしまうのではないかという意味です。
この場面からは、これまで強気だった彼の様子とは違い、弱気になっているような印象を受けます。
空想上の生き物や高級ブランドが登場する
Godzilla, fire spitter, monster
(ゴジラ、火を噴く怪獣)
Blood on the dance floor, and on the Louis V carpet
(ダンスフロアとルイヴィトンのカーペットに血が落ちる)
出典: Godzilla/作詞:M Mathers, L. Resto, D. Doman, J. Higgins, A. Villasana 作曲:M Mathers, L. Resto, D. Doman, J. Higgins, A. Villasana
1行目にある【Godzilla】とは自分のことだと上記で説明しました。
そのあとに続く歌詞から読み取れることは、誰かに向かって暴言を吐いていたということです。
誰かとは、自分の邪魔をするような存在なのでしょう。
しかしそれは結局、自分の首を絞めるようなことになるのです。
その理由は2行目の歌詞にあります。
この「血」とは、誰かのではなく自分のものです。
周りのことを考えず自分を中心に考えていた結果、自分を傷つけてしまったのでしょう。