【ロールプレイング/パノラマパナマタウン】歌詞解釈…人生はロールプレイング？！問われているのは生き方

空虚には物が溢れています。

空虚とは心のことでしょうか？

いくら心を物をたくさん詰め込んでも、いっぱいにはなりません。

感傷の重さや大きさは分からなくても、心を埋める方法は物ではないのは理解しています。

そして誰もが演じている役割という存在についてもさらに言及します。

しかしその役割はここでは単なるラベルでしかないのかもしれません。

カテゴライズされ、ラベリングされたものは、本当にその物をさしているか？

わたしたちは本当に物事を理解しているのか？

そう問いかけられているような雰囲気があるパートです。

与えられた役割を演じる人生を止めにしないかとついに問われます。

ただロールプレイングするだけの退屈な日々をやめようと諭されているのです。

その退屈から抜け出すために、手伝うと力強く語りかけられています。

人生を舞台に見立て、その役を降りようと誘ってきています。

舞台を降りた先には、いままでの退屈な日常と異なる景色が広がっていそうです。

ロールプレイングする人生はしょうもなく、印象に残らずただ流れていくだけです。

胡椒はスパイス(=刺激)の暗喩だと考えられます。

役割を演じるだけの人生から、今度はショーを見る立場に逆転をしようとしています。

壊れて割れてしまったものには何も写りません。

本物は自分の目に写ったものと言っているのでしょう。

窓には新しい世界が広がっています。

着ぐるみのロールプレイングはもうお仕舞いです。

カメラで写せるものは、本物と違います。

本物を写すのは自分のその目です。

お酒を飲む場面は、着ぐるみを脱いで一緒に杯を交わしたことを表しているのでしょうか？

本当のあなたは、あなたらしく楽しい思い出をもたらします。

着ぐるみのあなたでは、そうはいかないでしょう。

なぜなら、着ぐるみは与えられた役割でしかないからです。

そして再びわたしたちに語りかけます。

「着ぐるみの中の君が好き」と最後にお願い事のように曲を締めくくります。

タイトルは、誰もが一度は聞いたことがある言葉だと思います。

ロールは役割を差し、プレイングは演じることを意味します。

誰もが役割を演じています。

その役割はひとそれぞれ様々であります。

そのあなたが演じる役割について問うというのが、この曲のテーマとなっています。

その問いからキーワードとなる「ロールプレイング」を抜いたのがこのタイトルなのです。