彼女は"真新しくて完璧なもの"を常に求める人なのでしょう。
なので付き合いが長く新鮮味のない男や、完璧ではない男は、すぐに捨ててしまうのだと思います。
お古のシューズや、狂ってしまった時計は、主人公のことを例えているのです。
彼女にとってこの主人公は"もう使い物にならないクズ"ということを表現しています。
隠し事をしている彼女
目を合わそうとはしない ふとした君のサイン
そんぐらいも気付かないほどにどんくさくなんてない
出典: Goodbye To The System/作詞:SKY-HI・SALU 作曲:SKY-HI・SALU・GroovyRoom
主人公に対する愛が冷めてしまった彼女。
よく「噓をついている人は目を合わさない」なんていったりします。
この彼女は主人公に対して、隠し事をしているのでしょう。
なので、主人公と付き合い続けることを面倒くさく感じていたのかもしれません。
彼女の違和感のある行動を目の当たりにして、主人公も彼女が隠し事をしていることに気づいたようです。
あっけなく捨てられてしまった主人公
Down…
ドラマよりもリアルは世知辛い
金、嘘、裏切り、噂ばかり
もう気づいてんだろう? これお前の話
Goodbye baby
終わった話をさせないで
とっくのとうに We done…
あの日から We done…
出典: Goodbye To The System/作詞:SKY-HI・SALU 作曲:SKY-HI・SALU・GroovyRoom
彼女が大事にしているのは愛ではありません。
彼女はお金や人の噂を優先する人間で、そのためだったら噓や裏切り行為も平気でできるのです。
ドラマだったら、どん底だった2人の関係が劇的に変わっていくこともあるでしょう。
愛や思いやりを大事にして、最終的には幸せになることもあるでしょう。
でも、現実はそんなに甘くありません。
主人公の気持ちが報われることはなく、あっけなく彼女に捨てられてしまったのです。
自分の道をつき進む主人公
(※)I go my way
顔も見たくないぜ
I go my way
もううんざりGoodbye
出典: Goodbye To The System/作詞:SKY-HI・SALU 作曲:SKY-HI・SALU・GroovyRoom
「僕は自分の道を行くよ=(I go my way)」といって別れを告げる主人公。
彼女に裏切られたせいで、主人公は心に深い傷を受けました。
なので、彼女のことは綺麗に忘れて、自分の道をつき進むことを決心したのでしょう。
酷いことをした彼女にうんざりしている心情が赤裸々に描かれていますね。
2番~ラストの歌詞
主人公にとって彼女はどんな人?
もし君が居なければこんなに
悲しい朝が来ることもない
でも君が居なければこんなに
物事が簡単に進むこともない
出典: Goodbye To The System/作詞:SKY-HI・SALU 作曲:SKY-HI・SALU・GroovyRoom
彼女に出会わなければ、裏切られて切ない気持ちを味わうこともなかったと思います。
しかし、彼女に出会ったことによって、さまざまなものを得たり、メリットを感じることもあったようです。
この楽曲のタイトルは「Goodbye To The System」。
つまり、主人公にとって彼女は"便利なシステム(メリット)を与えてくれる存在"でもあったのでしょう。
彼女がいなくても…
いつも決めつける意地悪
そんな規則から外れるPut me out
聞いてくれ君が居なくても俺は
生きていけるからさよなら
出典: Goodbye To The System/作詞:SKY-HI・SALU 作曲:SKY-HI・SALU・GroovyRoom
彼女は主人公に対していつも「意地悪」といって、わがままをいっていたのかもしれません。
"私がいないとこの人は生きていけない"と彼女は思っていたから、主人公のことを振り回していたのだと思います。
しかし、主人公はそんなヤワな男ではありません。
確かに、彼女のことを信頼し、裏切りによって深い傷を負いました。
でも、彼女がいなくても前向きに生きていこう!と思える強い気持ちを持っている人間なのです。
だから、彼女に別れを告げることも平気だと訴えていますね。