ジャニーズWESTの【Criminal】はこんな曲
2014年にジャニーズ事務所よりデビューを果たしたジャニーズWEST。全員が関西出身です。
ジャニーズのアイドルグループとして多くの先輩の姿を学び、彼らなりの個性を生かしたキャラを確立中。
今や音楽活動のみならず俳優やMCでも活躍する彼らには知られざる結成秘話があります。
そのあたりは本記事では触れませんが、最後におすすめ記事内でご紹介します!
紆余曲折あった彼らですが、グループの魅力はなんといってもはじけるような笑顔とパワーでしょう。
そしてダンスや歌のうまさにも定評があります。
楽曲もさまざまなジャンルに挑戦しており、今回ご紹介する【Criminal】も彼らの魅力が伝わる1曲です。
男らしい雰囲気がセクシーさを醸し出し、危険な恋に溺れそう!
【Criminal】は直訳すると「犯罪」という意味です。
一体このタイトルが意味するものとは何なのでしょうか?
その答えは後程歌詞解説で一緒に解説していきます。
1stアルバム『go WEST よーいドン!』に収録
【Criminal】が収録されているのは彼らの1stアルバム『go WEST よーいドン!』です。
待望の初アルバムということで彼らにとっても渾身の1作となりました。
というのも、1stシングル以外すべてアルバム曲で構成されているのです。
まだ芸歴は長くはない彼らですが(2019年10月執筆時)、それでもオリコンチャート1位を獲得。
ジャニーズWESTに対する期待も感じられるセールス結果といえるでしょう。
狂愛三部作の存在
【Criminal】は狂愛三部作の中のひとつである、ということを最初にお伝えしておきます。
作詞者のzopp氏が「Can't stop」【Criminal】「Etarnal」をひとつの物語として描きました。
これらの物語はすべて繋がっており壮大な愛の物語となるのです。
本記事では【Criminal】のみをピックアップしています。
そのため、今回は狂愛三部作とは違う角度から全く別の物語として解説していきたいと思います。
狂愛三部作としての解説を知りたい方はファンの方がまとめている以下のサイトがおすすめですよ。
Can't stopとCriminalは繋がっているんだよ、と言われても正直しっくりきていなかったこの物語。ただ、一発めぇぇぇぇぇぇぇ!でCan't stopを観たときにイントロで「あっ、照史くんが主人公なんだ」と思った記憶が残っていたままだった。そんな中で昨年12月に発売されたアルバムにCriminalの続編となる曲、Eternalが収録されることとなった。このEternalをはじめて聴いたとき、アウトロで照史くんが自ら銃で頭を撃って死ぬ映像が頭の中で再生されて、ハッとなった。はじまりと終わりがこわいくらい綺麗に繋がった。 このCan't stop、Criminal、Eternalはすべてz…
【Criminal】が意味することとは?歌詞を紐解いてみよう
君のために危険を犯す
中間:
火花が散る路地裏
重岡:
出口のない闇の中
桐山:
サーチライトから Run Run Run Run Run
桐山、藤井、濵田:
君を連れ去って Running away
神山、小瀧:
君のためなら なんだってさ 出来んだ だって 愛は無敵
中間:
流れる血を 心配そうに
重岡:
君がじっと見つめるんだ
出典: Criminal/作詞:zopp 作曲:CHOKKAKU、Takuya Harada、Joakim Bjornberg、Christofer Erixon
序盤から危険な香りがプンプンと漂います。
暗闇の中、見えるのは追ってくるライトの明かりでしょうか。
つまり、警察から逃げていることを示唆しています。
そしてひたすら「君」を連れて逃げる主人公の姿。
ここは日の当たらない路地。いつも薄暗く、危険な人物しか近寄らないようなデンジャラスゾーン。
そんな場所まで「君」を連れて逃げてきたのです。
さらに4行目からは主人公が怪我を負ったことがわかります。
そして「君」が心配そうにしているけれど、彼は「君」のためなら危険だって顧みません。
一体なぜ主人公は危険を犯してまで「君」を連れ去ってきたのでしょうか。
誰かから奪ってきたのか、助けてきたのか、それとも…。
ここではまだその全容はわかりません。
先に進んでみましょう。
もうこの気持ちを隠すことなんてできない
桐山:
心隠して 生きるのは ごめんなんだ わかるだろう?
重岡、小瀧:
愛はいつも 命がけ
出典: Criminal/作詞:zopp 作曲:CHOKKAKU、Takuya Harada、Joakim Bjornberg、Christofer Erixon
「君」の気持ちはそっちのけで、主人公は自分の愛のために行動を起こしました。
1行目から解釈すると、きっとこんな思いを過去にしたことがあるのでしょう。
そしてその時は自分の気持ちを押し殺し彼女への愛から目を背けてきたのかもしれません。
それによって主人公は後悔し、もう二度と気持ちに嘘をつくまいと誓ったのです。
少し強引な気もしますが彼女にそのことを分かってもらいたいという気持ちが伝わってきます。
自分の身の危険などどうでもよくて、彼女との愛のためならなんだってする覚悟です。
一方気になってくるのは彼女の気持ち。彼女は主人公の行動をどう思っているのでしょうか。
「君」の様子をまったく描かないことから考察すると、彼は暴走している…?
そんな可能性もありそうです。