CLOUDY HEART/BOOWYについて

BOOWY/BOOWY

【CLOUDY HEART/BOOWY】実際にあった「イカしたままごと」を描いた歌詞!?意味を解釈!の画像

「CLOUDY HEART」はBOOWYの3枚目のアルバムBOOWY」に収録されています。簡単におさらいしておきましょう。

1985年に「BOOWY」は東芝EMIに移籍しました。

移籍後最初に発売されるアルバムであることから、再出発の意味も込めてバンド名をそのままアルバムタイトルに持ってきたそうです。

このアルバムは、ドイツのベルリンにある「ハンザ・スタジオ」でレコーディングされています。

「DREAMIN’」「BAD FEELING」「ホンキー・トンキー・クレイジー」「ハイウェイに乗る前に」など数々の名曲が詰まった、素晴らしいアルバムです。

CLOUDY HEART

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「CLOUDY HEART」は発売以前からライブで演奏されています。

1983年から1984年頃はROCK‘N ROLL」という仮タイトルがつけられていました。

当時は、テンポの早くリフがザクザクした所謂ロックな楽曲だっということです。

それはそれで聞いてみたいですね〜!

1985年辺りでCD音源のようなアレンジに落ち着いていったそうです。

そのような紆余曲折を経て完成された「CLOUDY HEART」は「BOOWY」の中でも人気曲となります。

そして2013年にファン投票による「BOOWY THE BEST "STORY"」において堂々の1位を獲得していますから、メンバー達の苦労は報われた(?)といえるかもしれません。

ラストシングルのB面にも

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「BOOWY」最後のシングル「季節が君だけを変える」のB面にも「CLOUDY HEART」が収録されています。

「季節が君だけを変える」の歌詞は、布袋さんからのリクエストにより書かれたものです。

氷室さんはその交換条件として「CLOUDY HEART」をB面にすることを要求します。

それだけ思い入れが強かったと言えるでしょう。その際に、ギターとシンセサイザーを取り直しアレンジに手を加えています。

実際にあった「イカしたままごと」

氷室京介が昔同棲していた彼女

どうして氷室さんはこの「CLOUDY HEART」にこだわったのでしょうか?

「CLOUDY HEART」のモチーフは、氷室さんのMCにより明らかにされています。

その内容は、氷室さんがかつて同棲していた彼女との関係です。

その人は氷室さんの同じ高校の一つ年下の女性で、高校を辞めてついてきてしまったそうです。

売れないバンド時代、氷室さんは定職には付かず半ば彼女に食べさせて貰っていました。

余談ですが、氷室さんはパチンコ屋のアルバイトでは台を壊し、警備員では車をぶつけさせる。

という具合に、普通の仕事が続かなかったそうです。

彼女は最終的には他に彼氏を作って、氷室さんの元を去ってしまいます。

下積み時代を支えてくれた彼女との思い出が詰まった一曲なのです。

私たちには想像するしかありませんが、それはとても大切なものなのでしょう。

歌詞の意味を解釈

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はじめに

アレンジについては度重なる変更を経ている「CLOUDY HEART」ですが、歌詞についてはどうでしょうか。

歌詞についても、変更が繰り返されてきたようです。

特に英語の部分を、レコーディングを前に氷室さんが一生懸命書いていた。と高橋さんが後に語っています。

歌詞の解釈

作り笑いが歪む 長い月日が終る
胸に染みるのはイヤネ こりゃ何?
軽いはじまりだけど 割りと長くなったし
お体だけはどうぞ大事に…
そうネ終りは当たり前の様に来るものだし
仕方ないゼはしゃいでた あの日にサラバ

出典: CLOUDY HEART/作詞:氷室京介 作曲:氷室京介