三ツ矢サイダーCM曲

CMには成海璃子さんが出演!

GOING UNDER GROUNDの代表曲であり、ライブでも定番となっている『STAND BY ME』は三ツ矢サイダーCM曲。

疾走感溢れる曲調が、爽やかなCMにぴったりマッチしています!

CMに出演しているのは成海璃子さん。

涙ぐみながら鉄棒をしていると友人たちが励ましにやってきます。

鉄棒にぶら下がって逆さに見た景色に、一体何を思ったのでしょうか。

青春の1ページを感じさせる雰囲気に胸がキュンとします!

MVはこちら

一生懸命頑張る人に届いてほしい言葉たち

MVは、女子フットサルチームの練習風景に歌詞を添え、楽曲の世界観へと引き込まれる演出です。

ドラムが刻むイントロでは選手たちがドリブルする足元を映し、間奏部分では選手たちの掛け声が聞こえてきます。

天気雨のように水浴びをしながら笑いあう選手たちの笑顔もとても印象的です。

時には涙する姿も。

迷い悩みながらも歩みを止めない、頑張る人への応援歌、それが『STAND BY ME』なのでしょう。

『STAND BY ME』…タイトルの意味は?

訳し方は数通り

歌詞の内容をみていく前に、タイトルの意味を少し考えてみます。

映画楽曲、英文でもたびたび目にする『STAND BY ME』という一文。

「stand」は「立つ」という動詞です。

直訳すると「私の隣に立て」という命令文ですが、会話であるなら頷けるものの、作品のタイトルとしては少々味気なさを感じます。

「stand by」を辞書で引くと、傍らにいる、傍観する、待機する、…を味方する、約束などを守る、等の意味で掲載されています。

そして目的語として置かれている「me」は、私を、私に、私のために。

これらをまとめて暫定的には「私のそばにいて」「私の味方をして」あたりが適当ではと考えます。

歌詞を読み進める中で、なぜこの楽曲が『STAND BY ME』というタイトルになったのかが見えてくるのではないでしょうか。

あなたならGOING UNDER GROUNDの『STAND BY ME』をどのように訳しますか?

歌詞を紐解いていきましょう!

「僕たち」「君」って誰のこと?

重ねた年月が僕たちを離してゆく所です
それ以外は何も変わらない駅のホームや並木通り

あの頃僕たちはさかさまに世界をみて笑ってたね
誰かの生き方に似ないように注意深く呼吸したんだ

出典: STAND BY ME/作詞:松本素生 作曲:松本素生

僕たちが過ごした懐かしい日々からずいぶんと時間が経過しているようです。

変化しない風景を目にしながらそれとは裏腹に、僕は自分の気持ちの変化に気付きどこか寂しい気持ちを抱き始めます。

幼い頃や学生時代は、何の変哲もないものをいちいち面白おかしく感じてしまうことがありました。

それも一度や二度でなく、あらゆるものごとに笑えてしまうのです!

怖いもの知らずだった若かりし頃、お腹を抱えて笑い転げたけれど、それはなんとも説明のできないくだらないことだったり…。

そんな思い出ほどキラキラと眩しく心の中で輝いていたりする心当たりが皆さんにもいくつかありませんか?

未来が希望で満ち溢れていて人と違うことをすることが美徳!と言わんばかりに過ごした日々を、僕は思い出しています。

それぞれ描いた夢が色づくたび減った手紙
離れた心普通の人になる

出典: STAND BY ME/作詞:松本素生 作曲:松本素生

僕たちは言葉を交わすことが減っていきます。

きっと学生から、社会人へとステップアップをしたのでしょう。

生活を営むために仕事をしてお金を稼いだり、夢を実現するために目の前のことに打ち込んだり。

近くにある物事が否応なしに優先されることは当然です。

楽しいことで溢れていた思い出から心は離れて、訪れる現実に向かう日々を過ごします。

きっと「普通の人」というものは、僕が一番なりたくなかった存在でしょう。

しかし周りと馴染んで目立たないことの方が、楽しくはないけれど楽に感じるようになったのかもしれません。

君を探すんだよいつもの帰り道
切れた街灯はあの日のまま

出典: STAND BY ME/作詞:松本素生 作曲:松本素生