神様の言う通り 進めなかった

出典: 初恋/作詞:秦基博 作曲:秦基博

この部分は、「理想通りにいかなかった」という意味でしょう。

子供の頃想像し憧れていた恋は、手をつないだりキスをしたり、キラキラしていてキュンとすることばかり。

けれど実際は、「嫉妬」や「すれ違い」など色んな負の要素が混ざり合って、人それぞれの恋の物語を紡ぐのです。

きっとこの2人も相手の心と向き合いきれず、だんだんとすれ違っていったのでしょう。

あぁ青い…悲しいほど青く切ない初恋です。

不安

世界の果て 取り残されたみたいだ

出典: 初恋/作詞:秦基博 作曲:秦基博

この歌詞が表すのは、「不安」ではないでしょうか。

相手の気持ちが分からない不安、そして自分の気持ちを分かってもらえない不安。

その大きな心のわだかまりを、「世界に1人っきり」という想像しがたい不安な状況と重ね合わせているのでしょう。

サヨナラ…

選択

いつか ひとりになることを ふたりはどうして 選んだんだろう

出典: 初恋/作詞:秦基博 作曲:秦基博

後から思い返せば、もっと他に選択肢があったはず…。

1人になってから気づく相手の大切さ。

後悔しても、もうあの頃には戻れない…。

この歌詞からはそんな切なさを感じ取ることができます。

絡み合い、すれ違い

じゃあね またね 約束の糸が絡まって 僕らには もう二度とほどけない

出典: 初恋/作詞:秦基博 作曲:秦基博

お互い気持ちがすれ違っていくのを感じながらも、2人は会い続けていたのでしょう。

未熟さゆえに、恋の終わらせ方が分からない。

毎回「またね」と言って別れるけれど、次にまた会う日が待ち遠しいわけでもないのです。

恋を始めるには、とても勇気がいる。

そして、恋の終わりにも同じくらいの勇気が必要です

最後の部分は、別れるタイミングを失ってしまった2人の苦痛が「絡まった糸」として表現されています。

心に空いた穴

あの日 見た 永遠はとうに消え去って 悲しいほど あざやかな碧空

出典: 初恋/作詞:秦基博 作曲:秦基博

まだ2人とも確かにお互い想い合っていた時、2人の恋は永遠に感じました

「ずっと一緒にいよう」そう誓い合ったかもしれません。

けれど幸せに溢れていた日々は、今では遠い昔のように感じます。

あの頃恋した人はもういない。

この部分の「悲しい碧空」とは空っぽになった2人の心を表現しているのでしょう。

空を見上げるとその気持ちが少し分かるような気がします。

心の中にすぅっと風が吹き、空に吸い込まれそうな感覚。

澄み切った空の碧さが、まるで心の中の悲しみを映しているかのように感じます。