学生時代だからこその経験
教科書を忘れたあの日 机を寄せて見せてくれたね
君の横顔が近づくたび 黒板の文字が遠くなった
出典: friend ~君が笑えば~/作詞:miwa 作曲:miwa
机を寄せて教科書を見せてくれる光景。
この曲を聴くまで筆者もすっかりと忘れていた思い出です。
さらに隣の席だった「君」が教科書を見せてくれたんですね。
緊張して授業どころじゃなくなっている感じがまた可愛いです。
教科書を見せるためにちょっと近づいている状態で「君」をより意識しているのでしょうか。
恥ずかしさと嬉しさと緊張と、様々な気持ちが混ざり合いながら過ごしたんですね。
夕焼け雲 チャイムが響く やけにはしゃいでる
みんなといてもなぜか さみしくなる
出典: friend ~君が笑えば~/作詞:miwa 作曲:miwa
みんなとはしゃいでるのに寂しくなる。
これは一体どんな状況なのでしょうか?
みんなとお別れする日が近くなって心がざわついているのかな、と筆者は思いました。
切ない気持ちがどんどん溢れだす
君と出逢えてなければこんなに切なくならないのに
いつか手と手が離れてしまうと知っていたら
あの時言えばよかった ずっとずっと 好きでした
出典: friend ~君が笑えば~/作詞:miwa 作曲:miwa
2番のサビでは先ほどと同じく「君」との過去を振り返っている今に戻ります。
「君」との出会いを思い出して、切ない気持ちがどんどん溢れています。
出会わなければこんな思いをしなかったのに…。
そんな想いさえこみあげてきて、気持ちが頂点に達しているようです。
「あの時言えばよかった」の言葉がより重みを増していますね。
後悔より先のステップへ心情が変化
全て「忘れないよ」
初めて会った日のこと 初めて話した日のこと
初めて握ってくれた手のぬくもりも 胸の痛みも
忘れないよ 忘れないよ
出典: friend ~君が笑えば~/作詞:miwa 作曲:miwa
初めての出会い、会話、手を握った思い出。
先ほどは出会わなかった未来を一瞬想像しましたが、ここでは違います。
その胸の痛みさえも忘れないと言います。
言葉を2回繰り返すところがポイント。
2回目の「忘れないよ」ではキーが上がり、強く心に誓った印象です。
「君」への感謝
君が笑えば 私も笑ってふたり手をつないだね
いつか手と手が離れてしまうと知っていたら
あの時言えばよかった ねえ好きだよ ありがとう
出典: friend ~君が笑えば~/作詞:miwa 作曲:miwa
そして、最後のサビでは過去を後悔するだけで終わりません。
当時の嬉しさ、思い返している今の切なさ、全てを受け入れます。
そして「君」へ「ありがとう」とつぶやきます。
一緒にいてくれてありがとう。
今は過ぎ去ってしまった学校生活を、楽しいものにしてくれてありがとう。
感謝の言葉で締めくくるところがmiwaらしいですね。