きっと流れた涙が僕を
連れて行くよ君の元
同じ空の下一人じゃない
流した涙が僕を
強くしてくれる
君との約束
叶うまで サヨナラ

出典: 約束/作詞:Ken 作曲:宮川麿

大事な人と別れることはとても悲しいことです。

しかし、涙を流して悲しむということは、それだけその人のことを大事に思っているという証拠。

だからこそ「いつの日か必ずまた再会しよう」という強い気持ちへと変わっていくのです。

その強い気持ちがあるから「連れて行くよ君の元」と断言することができるのでしょう。

それに遠く離れたとしても、心と心で繋がっていることはできるはず。

この空の下で相手も日々頑張っているんだって思えばやる気だって湧いてくるものです。

そのやる気が夢を叶えるための活力にも繋がるのではないでしょうか。

サビの最後では「サヨナラ」という悲しい言葉が使われています。

しかし、この「サヨナラ」とは、永遠のサヨナラを意味しているわけではありません。

「君との約束」が叶えばまた再会できるのです。

2番の歌詞

心強い存在がいるから頑張ることができる

焦る気持ち抑えられなくて
失敗ばかり繰り返しちゃう
失くした自信は
君の声だけで
取り戻せるから不思議

出典: 約束/作詞:Ken 作曲:宮川麿

2番では、大事な人と別れた後について描かれています。

夢を叶えるために一生懸命頑張るけど、それでも上手くいかない時だってあるものです。

特に失敗続きだと焦ってしまったり、自信を失くしそうになることもあるのではないでしょうか。

でも、そんな時こそ大事な人の存在が重要です。

遠く離れてはいるけど、自分のことを一生懸命応援してくれる人がいます。

だから、その人の声を聞くだけで力がまたみなぎってくる。

そんな心強い存在がいることを描いた歌詞のようですね。

思いを馳せる主人公

君は何を今頃してる?
君は今どんな事想うの?

出典: 約束/作詞:Ken 作曲:宮川麿

ここの部分では、大事な人に対して思いを馳せる様子を描いています。

ふとした瞬間に思い出すのは、遠く離れた場所にいる大事な人。

この歌詞の主人公にとって、この大事な人はとても大きな存在であることが分かりますね。

夜空を見上げて涙を流す二人

きっと流れた涙が君に
届けに行く夢世界
遠い空同じ星見上げ
流した涙が君を
優しく守るよ
二人の約束
叶うまで サヨナラ

出典: 約束/作詞:Ken 作曲:宮川麿

きっと遠く離れて悲しい思いをしているのは自分だけではありません。

相手だって同じ気持ちでいることでしょう。

寂しい気持ちに陥って夜空を見上げる主人公。

それはきっと相手も同じで、同じ星空を見つめながら涙を流しているのです。

遠く離れていても、見えている星は一緒というドラマチックな光景が浮かぶ歌詞ですね。

でも、寂しい気持ちを抱えていたとしても夢を叶えるまでは会うことができません。

その時まではどんなに辛くても「サヨナラ」なのです。

ラストにかけての歌詞

主人公が心に決めていることとは

どれくらいの時間がかかるか
分からないけど迎えにいくよ
諦めはしないよ 本当の気持ちに
ウソはつきたくないよ

出典: 約束/作詞:Ken 作曲:宮川麿

この歌詞の主人公は、夢への一歩を踏み出したばかりです。

だから、夢を叶えるための具体的な目途だって見えていないことでしょう。

「どれくらいの時間がかかるか分からないけど」といっているのは、まだ曖昧な部分が多いからだと推測できます。

でも、今はまだ道のりが見えなくても心にかたく決めていることがあるのです。

それは「絶対に夢を叶えること」と「いつか君に必ず会いに行くこと」のふたつ。

どんなに険しい道のりが続いていたとしても、そのふたつは絶対に達成する!と強く思っているのでしょう。

その強い気持ちが「迎えにいくよ」という一言に詰まっているように感じられます。

人によっては夢を追う中で挫折して、違う道を選ぶ場合だってあります。

もちろん、それはそれで勇気のある選択といえるでしょう。

しかし、この歌詞の主人公は自分の気持ちにウソをついてまで挫折するようなことは絶対にしたくないのです。

「夢を叶えたい」という気持ちがある限り、追い続けるつもりでいます。

だからこそ「諦めはしないよ」と歌っているのでしょう。

「永遠」という言葉を深掘り

きっと流れた涙が僕を
連れて行くよ君の元
同じ空の下一人じゃない

きっと(ずっと)流れた涙が君に
届けに行く夢世界
遠い空同じ星見上げ
流した涙が君を 優しく守るよ
二人の約束「永遠」はあるから
二人きりの約束
叶うまでサヨナラ

出典: 約束/作詞:Ken 作曲:宮川麿