ここでもまた、僕ではない目線で歌詞が綴られています。
もしかすると少年自身にとって、歌うことは無意識だったのかもしれません。
だからこそ僕目線で語られている部分には「歌う」という表現がなかったのでしょう。
地下室に閉じこめられながらも自分の願いを忘れないようにするため。
夢を叶えるために行動し続けるため。少年は歌を選びました。
自分の心を強く持ち続けるための防衛策だったのかもしれませんね。
自分自身を信じ、周囲からの甘い誘いは全て疑う。
苦しく難しいことでも、自分の夢のために必死に藻掻く少年の様子が描かれています。
歌い続ける少年
少年は信じてた 少年は夢みてる
少年は歌ってる いつまでも歌ってる
いつまでも
出典: 少年/作詞:清春 作曲:清春
最後のフレーズも少年以外の目線で綴られています。
少年は自分の心を守るために歌うことを選びました。それは同時に自分の夢を信じることでもあったのです。
願いを、そして夢を叶えるまで絶対にこの想いを忘れてはならない。
そんな決意とともに歌い続けているのでしょう。
最後に
夢を叶えるために訪れた希望の街。その真の姿は、夢を潰えさせる心のない無機質な街でした。
そんな街の影響で少しずつ心が削られつつも、最後まで握り締めたひとカケラは無くさないよう必死だった僕。
自分自身を守るためなら時に人を疑い、邪魔するものに歯向かい、逆らっていくことも必要だと学んでいきました。
歌うことで自分の強い想いを見失わないようにした少年。
最後まで歌い続けていたということは、まだ夢を追っているところなのでしょう。
無事に彼の想いが報われることを願いながら、最後に関連記事をご紹介しましょう。
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