ALI PROJECT【禁じられた遊び】歌詞解説！赤いアラベスクって何？薔薇に彩られた愛の意味に迫る

「禁じられた遊び」とはALI PROJECTさんの13枚目のシングルとして2004年に発売されました。

テレビアニメ「ローゼンメイデン」の主題歌として有名です。

心を持ったアンティークドール達のそれぞれの悩みや、成長する姿。

また戦う姿は健気かつ傾倒といえるでしょう。

「禁じられた遊び」の歌詞の中にはどんな意味があるのか。

歌詞を解説していきましょう。

一日の終わりを一人で迎えるのは何度目なのでしょうか。

首輪に繋がれているようにこの場を動けない。

だけど逃げることも叶わない、見えない鎖があるのです。

ですが、この状況を作り出しているあの人は今夜も現れない。

あの人を憎く思ってしまう、そんな心の裏では、恋しく思う気持ちがあります。

そして恋しく思っているドール達は愛を欲しているのです。

愛をもらえるにはどうしたらいいのか。

仕立て上げられた舞台で、ドール達は戦います。

人形師の求める完璧な少女になるために。

アンティークドールという無機質な体。

無機質な体で自己を持てるのは魂と呼ばれるものが埋め込まれているから。

その魂を奪い合い、一人の完璧な少女になるために戦うドール達。

そんなドール達の心が安らぐ時はあるのでしょうか。

月夜に傷ついた心を癒せることが出来るのだと思います。

ドール達は同じ人形師によって作られた存在です。

目を覚ますドール達の中に、漆黒の翅を持つドールも居ます。

彼女たちが完璧な少女になれる日は来るのでしょうか。

暗い箱の中で眠っているので、暗闇を恐れることはありません。

しかしドール達が戦って勝ち取ろうとするものは、姉妹のドールの命に他ならないのです。

完璧な少女になることが目的、しかしその未来には姉妹達の声を聞くことは叶いません。

自分達を作った人形師の愛と引き換えに、姉妹を失っていくのです。

その戦いの中で、マスターとなる契約者をドール達は得なければなりません。

マスターはドール達の力を引き出す際に体力を奪われます。

深く結びつくマスターとドール達、寄り添うことの出来る関係といえるでしょう。

しかし同時にマスターはドール達によって体力を奪われます。

触媒となるのが指輪、契約を結ぶ際はまるで神聖な儀式のように行われるのです。