Maybe また生まれ変わってもGirlfriend
君以外要らないよJust right
Monday〜Sunday 胸の中はBang Bang
make it make it luv
昨日よりも今日 明日にはもっと君を好きになる
出典: 花咲ケミライ/作詞:成海カズト 作曲:成海カズト
生まれ変わっても〜、というフレーズは恋愛ソングでよく使われますね。
「just right」は直訳すると「ちょうど良い」という意味になりますが、これはどういうことでしょうか。
例えば主人公が「運命」という名前の箱を持っているとします。
今まで出会った女性はその箱に収まりきらないか、箱が大きすぎるか、とにかくミスマッチだったのです。
しかし「君」はその箱にぴったり。隙間もできずはみ出しもせず。まるでガラスの靴のようですね!
自分の運命の人足り得るのは彼女しかいないのだと歌っているのです。
毎日絶え間なく彼女への想いが募るのでしょう。
想えば想うほど、想いの生産工場は規模を拡大し、愛は膨れ上がっていきます。
想い出があるから未来が描ける
君との願い またひとつ叶えながら
愛しているよ Kissして Kissして 想いをひとつにして
僕らの大切な事 夢なら覚めないでいてよ
積み重ねた想い出たち 花咲ケ二人の愛で
出典: 花咲ケミライ/作詞:成海カズト 作曲:成海カズト
二人で叶えたい願いがあるということは、二人の距離はぐっと縮まったということなのでしょう。
その状況があまりにも幸せすぎるのかもしれません。
これは現実ではないのかもしれない、とさえ思ってしまいますし終わりを恐れている様子も窺えます。
想い出は「過去」の記憶です。過ぎてしまったこと、終わってしまったこと、変えられないものです。
でも未来はこれから作っていくもの。過去があるから未来が生まれるのです。
想い出が沢山あるからこそ、過去とは違う新しい未来を咲かせることができるのではないでしょうか。
この感情は「君」がくれた
「嬉しい」「悲しい」「楽しい」「切ない」
共に全部分け合ってく
君の居ないこの世界は 考えたくない
出典: 花咲ケミライ/作詞:成海カズト 作曲:成海カズト
「考えられない」ではなく「考えたくない」と歌う点も、やはり主人公の不安が窺えますね。
苦しさを分け合える相手がいなくなってしまうのは辛いことでしょう。
それ以上に、喜びを分かち合う相手を失ってしまえば、喜びを「喜び」だと感じられなくなるかもしれません。
今「君」がいるから感じられる感情というものも存在するのです。
いつだって永遠を誓っている
花咲ケフタリノミライ
今、時を超え永遠を誓う Everyday Everynight
いつも側にいるよ
出典: 花咲ケミライ/作詞:成海カズト 作曲:成海カズト
ひとつの人生を共に歩むのはまだ先の話です。教会で誓いを立てるのだってまだ先のこと。
主人公は誰かの前や、どこか特別な場所で誓いを立てることに意味を見いだせないのでしょう。
なぜなら、日々誓っているからです。
「君」を守り抜くこと。共に歩むこと。喜怒哀楽を分かち合うこと。
あえて区切りをつけなくても、主人公はいつだってこれらを心に決めています。
運命も未来も掴みに行きたくなる『花咲ケミライ』
運命は待っているだけで勝手にやって来るかもしれません。
でも、見逃す確率は高くなります。
どうしても運命を掴みたければ自らの足で探しに行きましょう。
何もないかもしれない地面を直感に従って掘り進めていけば、思いもよらない宝石が見つかるかもしれません。
決して手放したくない自分だけの宝石です。
宝石はあなたを照らし、あなたは宝石を輝かせます。
一方通行ではない関係性こそが運命なのだと教えてくれる一曲でした。