チャットモンチー【風吹けば恋】歌詞を考察♪近頃おかしい…あなたにおすすめ！新しい自分が見つかるかも！

2000年に結成された、3ピースバンドのチャットモンチー。

2012年からは2ピースバンドとして走り出したものの、2018年に完結(解散)しました。

「あなたの心に残るガールズバンドは何ですか？」

そう聞かれたら、多くの人がチャットモンチーの名前をあげるでしょう。

まさに、伝説だといえるガールズバンドなのです。

そんな彼女たちの楽曲は、素朴な女の子の気持ちをまっすぐに歌い上げるところが魅力的。

内側から湧いてくる、自分でも少し面倒くさいと思うほどの本当の気持ち。

それを飾らず、且つパワフルに歌として代弁してくれるのがチャットモンチーなのです。

そんな彼女たちの魅力が溢れている曲といえば、8枚目のシングル【風吹けば恋】。

よく「恋をしたら女の子は変わる」なんていいますが、それをまさしく表現している曲です。

• 誰かを好きになって、胸の鼓動が止まらない。
• こんな自分モヤモヤして、嫌だ。

そんな気持ちを抱えている人にぜひ聴いて欲しい曲、【風吹けば恋】をご紹介します。

チャットモンチーの【風吹けば恋】が有名になったのは、CMソングに選ばれたことが1つのきっかけです。

そのCMソングとは、青春時代にあなたも使ったであろう資生堂の「SEA BREEZE」です。

この商品は、気になる体臭や汗の匂いを塗るだけで防いでくれるデオドラント用品。

好きな人に汗臭いと思われたくない！そう思った学生たちは、みんなこの商品を使ったものです。

そのため、歴代のCMも“青春ど真ん中”を表現した内容に。

そんなCMのイメージソングに2007年、【風吹けば恋】が起用されました。

女優の堀北真希が、遠くから好きな先輩を見つけて全力で走り出す。

今見返しても、このCM内容とイメージソングのマッチングは本当に逸品です。

思わずキュン死にしてしまいそうな映像を、以下のリンクから、どうぞもう1度ご覧ください。

それでは、歌詞を考察していきましょう。

ギターの音色でカッコ良く始まる【風吹けば恋】。

最初2行の歌詞で、この曲の主人公は少し冷めている女の子だということが分かります。

ダイエットしたり、雑誌に乗っている近頃流行りの服に身を包んでいる女子たち。

そんな様子を尻目に「何のために頑張っているの？」と斜に構えていたのです。

「私は私、それは変わるはずない」そう思っていたはずなのに、心情の変化が訪れます。

少し小馬鹿にしていた、周りの女子たちと同じように自分もなっているのです。

窓ガラスには、化粧っ気のない自分の顔。服装も流行遅れ。

気になり出したら、もう止まりません。

自分に似合うメイクを研究したり、この夏流行るという文句に吊られて雑誌を購入したり…。

一体、女の子に何があったというのでしょうか？

継母と継姉にイジメられて、平凡な毎日を送るシンデレラ。

パーティーの夜に魔法使いが現れます。

かぼちゃは馬車になり、綺麗なドレスに変身したシンデレラは王子様のもとへ。

幼い頃は、どんな女の子もそんな奇跡のストーリーに憧れたはず。

でも、年齢を重ねるとそんな奇跡は起きないことを知るものです。

歌詞の女の子も例外ではありません。

期待したって無駄。

かぼちゃの馬車が王子様のもとに連れて行ってくれることはない。

そう思っていたのに、女の子はシンデレラのような奇跡を信じたくなってしまったのです。

すっかり変わり果ててしまった女の子は、そんな自分に悶々。

ある感情が爆発しそうになっています。