縮まらない距離
Fall in love 恋に落ちた
なぜに僕はキミに恋した?
どうすればキミとの遠い距離
縮められるんだろう
出典: White Winter Love。/作詞:ハジ→ 作曲:ハジ→
2番では、彼女に出会ったときのことを思い出しています。
と同時に、そのときから縮まらない彼女との距離についても心を悩ませています。
なぜ縮まらないんだろうか、と自問しつつも、恋に落ちてしまったどうしようもなさが伝わってきます。
また、恋に落ちてしまったことはどうしようもないけれど、この距離はどうにかなるんではないだろうかと。
行動するべきなんだ、と自分自身を鼓舞しているーそんな気持ちが見え隠れしていきます。
咲かない花
咲くことなく
じっと時を待つ花のように
祈る I love you...
伝えたいのに 叶えたいのに
どうしても言えずに
ずっと心に秘めてる
出典: White Winter Love。/作詞:ハジ→ 作曲:ハジ→
溢れ続ける彼女への想いを抱えているものの、彼女へ気持ちを伝えられない主人公。
降り積もる雪のように想いばかり大きくなっていくけれど、どうしても本人に伝えられない。
秘めたまま。春を待つ花のように。
でもそれは、自分では「咲くことのない花」のように感じられています。
自嘲気味なんでしょう。
咲かない花なんて意味がないんじゃないか。
ただ秘めているだけで、咲かせるような努力をしていないんじゃないかと。
伝えたい、けれど怖いーそんな少し臆病で、切なくて美しい彼の心がリスナーに響いてきます。
伝えたい
いつかはこの想いを
キミに伝えられる日が来るかな
その時まで降り続く
雪の中で僕は歌う
届いて どうか届いてよ...
響いて もっと響いてよ...
出典: White Winter Love。/作詞:ハジ→ 作曲:ハジ→
サビは、1番と2番で異なっています。
1番では前述した通り、純粋な君への想いがどんどん大きくなる、という内容でした。
一方、2番では「この想いが届いてほしい」という願望にシフトしています。
いつかは君に伝えたいー。この一点です。
君の気持ちが分からない。断られたらと思うと、怖くて足がすくんでしまう。
でも届いてほしい、君の心に少しでも響いてほしい、と必死に祈っているのです。
いつか君に伝えられるその日まで、僕はずっと歌っている。
ずっとこの想いは君に降り積もっていくんだと、語っています。
切なくも熱い想いが描かれ、彼に寄り添って応援したくなるような気持ちに・・・。
まっすぐでまっ白な彼の想いに胸を打たれます。
盛り上がりのCメロ
赤い糸
運命の赤い糸が
もしも僕らを繋いでいてくれたら
今日も そう願いながら
キミの心のありかを 探してるよ
出典: White Winter Love。/作詞:ハジ→ 作曲:ハジ→
彼女に想いを伝えられないのは、それは彼女の心が分からないから。
フラれてしまう怖さを考えると、怖気付いてしまうのは当然です。
切ないけれど想っているだけならば、傷付くことはない。これ以上を望まなければ・・・。
でも、伝えたいー。
だから、あり得ないなんて笑われるかもしれないけれど、運命の赤い糸を信じてみたい。
もしその赤い糸が、僕と彼女を繋いでくれたらーなんて思ってしまう。
ちょっと恥ずかしいけれど、そのくらい必死なんだ!という声が聞こえきます。
PVでの赤い糸
ここで少しPVについて、再度ご紹介!この「赤い糸」がPVの中でとても素敵に描かれているのです。
少しネタバレですが・・・。
竜星涼さん演じる男性は絵描き青年で、ピアノを弾く女性を描いています。
青年は絵画の中の女性の薬指に赤い糸を描き加え・・・。
シーンはピアノ室に移動します。譜面台に置かれた楽譜。
青年はこの楽譜に赤い糸の続きを描くのです!
そして”affettuoso”という単語を書き込みました。音楽用語で意味は「優しい感情を込めて」。
後でこれに気付いた女性は、優しく微笑みます。
歌詞の「赤い糸」がPVの中でバッチリ重なり、聴覚と視覚の両方で心が動きます。
最後のシーンもとても素敵なのですが、そこは観てからのお楽しみに♡
曲中の彼が気持ちを伝えられたかどうかの答えになっているような気がします。
ぜひぜひご確認ください。