ここの歌詞では彼女たちが、誰彼分け隔てなく歓迎しています。
そして歌詞中には曲のタイトルも登場。
【Happy Happy Party!】というフレーズが出てきます。
これをふまえると、このショーそのものがパーティという意味なのでしょう。
ショーを飛び越え、パーティへと変化した彼女たちのライブ。
観客もろとも巻き込んで、楽しい時間を提供するといった意気込みが感じられます。
ここでいうパーティで、彼女たちはいわゆるホスト。
歌詞中にもあるように彼女たちは幸せな少女たちであり、パーティの主催者です。
そんな彼女たちがハッピーな曲を通じて、観客をも幸せな気持ちで包みます。
心の底から楽しんで
手と手(clapping!)合わせて(Jumping!)
飛びはねちゃおうよ!
出典: Happy Happy Party!/作詞:中村航 作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)
ここの歌詞は文字通りの意味でしょう。
手をたたいて飛び跳ねれば、おのずと気持ちも盛り上がります。
この動作をするのは彼女たちだけではありません。
観客に呼びかけるような元気いっぱいの口調。
つまり、観客に対しても躍動的になることを促しています。
これはライブをパーティーとする彼女たちならではの発言。
彼女たちは周囲を巻き込んで、幸せをお裾分けしてくれます。
その場にいれば、なんだか自然にわくわく…。
プレイヤーとしても、彼女たちから元気を分けてもらえそうですね。
ライブでも盛り上がるワンフレーズです。
今日はパーティー
オーディエンスとも相思相愛
Happy Happy Happy Party!
みんな みんな みんな 大好き!
今日は(Love!)みんなを(Loving!)
愛しちゃっていい日だよね!
出典: Happy Happy Party!/作詞:中村航 作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)
曲はどんどん盛り上がっていきます。
彼女たちのパーティーも最高潮といったところでしょうか。
ここの歌詞は「ラブ」を意味する言葉が多く含まれています。
彼女たち自身が楽しみ、そして観客も楽しめるパーティー。
そんな最中には当然、愛があります。
あたたかい気持ち無くしては、このような煌びやかなパフォーマンスは出来ません。
「このワクワクや幸せをみんなに届けたい!」
彼女たちはきっとそんな気持ちでしょう。
そのため、ここでいう「皆」とはプレイヤー含め観客を指すと考えられます。
ポジティブな気持ちが膨らむほど、大きくなる「ラブ」。
彼女たちは高校入学して間もないフレッシュなガールズバンドです。
期待や希望に胸をときめかせ、きっとポジティブな気持ちでいっぱいでしょう。
そんなあふれんばかりの「ラブ」をプレイヤーや観客に向けているのです。
もちろん、プレイヤーとしても彼女たちのことを応援しない理由はありません。
お互いが相思相愛になれたような、そんな実感が持てるフレーズですね。
記念日とは
高鳴れ!
Happy Happy Happy Party!
Happy Girls!Happy Everyday!
今日は(Clapping)みんなと(Stepping)
出会えた記念日!
出典: Happy Happy Party!/作詞:中村航 作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)
ここで本題に戻りましょう。
歌詞中にある「記念日」とは、一体何のことなのでしょうか。
答えは簡単、「全員と出会った記念日」です。
ここでいう全員とは、プレイヤーそして観客のことでしょう。
プレイヤーやファンとの一期一会を嬉しく思う、彼女たちならではの表現ですね。
1回1回この曲を歌うたびに、彼女たちにとっては記念日なのでしょう。
最高のパフォーマンスをする自分たち、そしてそれに応えてくれるファン。
ガールズバンド冥利に尽きる時間ともいえます。
そんな時が、彼女たちにとってはきっとかけがえのないものなのです。
ちなみに、メンバー同士で出会った記念日とも捉えられますね。
しかしメンバーは元から出会っています。
そのためファンや観客に向けた意味合いが強いのではないでしょうか。
強いて言うなら、選りすぐりのメンバーで最高のパフォーマンスが出来た。
そんなメンバーの真骨頂ともいえる、新たな記念日とも考えられます。
「星の鼓動」の存在
主人公「戸山香澄」が求めるもの
Thursday 惑星(ホシ)のなまえ キミと考えた
Friday どこに行けば 二人は会えるの?
Saturday 待ち合わせた 光が満ちる場所
出典: Happy Happy Party!/作詞:中村航 作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)
補足ですが、主人公「戸山香澄」は星の鼓動を追い求めています。
この星の鼓動は、香澄が作中で度々感じているものです。
自身のギターに初めて出会った時も、この星の鼓動を感じ取っていました。
彼女はこの音を聴いた際に、非常にドキドキキラキラした感情に包まれます。
それ以来、バンドでもこのドキドキキラキラを表現することを目標とするのです。
作中では香澄をはじめ、バンドメンバーは時に苦悩します。
思うようにいかなかったり、トラブルがあったり。
それはバンド活動には付き物。
そんな困難を乗り越え、自分たちの目標を叶えていくというストーリーです。
ここの歌詞ではそんな彼女たちの想いに触れていると考えられます。