Hinky Dinky=ヒンキーディンキーというのはスラングのようです。
「一流」「素晴らしい」といった意味があるようです。
パーティークルー
ここでのParty=パーティーは宴会や集会などの催し物のことではなく、集団という意味でしょう。
crew=クルーは乗り物の乗組員のことです。
歌詞にも出てくるように、特にここでは「船の乗組員」のことを意味します。
全て合わせてあえて日本語でタイトルを訳すとしたら「一流集団の一味」といった感じでしょうか。
日本語にしてしまうと少しダサくなりますね。
ヒンキーディンキーパーティークルーの歌詞を解説
航海に出かけよう!
境界線をぶっ壊して サマー 駆け抜けて行こう
海賊のようにご機嫌にさ ヨ―ソローヨ―ソロー 進むんだ
出典: ヒンキーディンキーパーティークルー/作詞:Tatsuya Maki 作曲:Tatsuya Maki
「ヨーソロー」とは航海用語で船を直進させる意味の言葉です。
「境界線」とは色々なものの例えでしょう。
自分の限界の境界線、音楽のジャンルの境界線、人間関係の境界線。
とにかくそんなものをとっぱらって新しい旅に出ようという歌詞から始まります。
錨を上げて 自由をかざし
愉快に滑稽な今日から僕ら変わる
出典: ヒンキーディンキーパーティークルー/作詞:Tatsuya Maki 作曲:Tatsuya Maki
そう、まるで海賊のように旅に出て、今日から変わるぞというメッセージ。
アップテンポのノリのいいリズムがテンションをあげていきますね。
冷めた世界焦がせブラザー 僕らの声で
終わらないこの狂騒は そう
ヨホホー ワンダーランド
ヨホホー グッバイデイズ
出典: ヒンキーディンキーパーティークルー/作詞:Tatsuya Maki 作曲:Tatsuya Maki
ここがサビです。
筆者の考えではここでいう「ブラザー」とはバニラズのメンバーとTHE BAWDISEのメンバーのことではないでしょうか。
シンパシーを感じる同志で、音楽の力で、冷めた世界を焦がしてやるぞ!ということではないでしょうか。
「ヨホホー」というのは海賊のかけ声ですね。
特に深い意味はなく「あーらよっ」ぐらいの感覚のかけ声でしょう。
漫画のONE PIECEの中のブルックがこのような笑い方をします。
また映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」でもジャック・スパロウが「ヨーホー」と言っていたりしますね。
日常とおさらばして、新しい世界=ワンダーランドへ行くぞ!という強い意志を感じるサビです。
とても盛り上がるサビでもあります。
大事なものを忘れずに!
荒波 サンダー 嵐の間を抜けた先にはパラダイス
欲に溺れちゃって宝物見失わないように
出典: ヒンキーディンキーパーティークルー/作詞:Tatsuya Maki 作曲:Tatsuya Maki
「パラダイス」とはレコーディングやライブが終わった後の打ち上げのことかも知れません。
そうして上手く物事が運べば人間欲が出てきてしまうもの。
宝物=大事なものを見失わないようにと自分達自身に注意喚起しているのでしょうか。
心にはいつも情熱の花を
止まない雨はない ほら花開く
出典: ヒンキーディンキーパーティークルー/作詞:Tatsuya Maki 作曲:Tatsuya Maki
そうして大事なものを見失わないようにしながらも、守りに入らない。
情熱の花を心にしっかり持っておくこと。
良いことばかりではなくて、雨の日のような憂鬱な日が続いてもいつか雨は止みます。
そうするとまた心にちゃんと情熱の花を持っていたら何度でも咲くだろう。
どんな逆境にも負けず音楽に対して情熱を燃やし続けるという強い意志をここでも感じます。
そしてこの後もう一度同じサビが入ります。